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知英(ジヨン)、KARA脱退後の空白期間を明かす

 元KARAのメンバーで、昨夏より日本での本格的な女優活動をスタートした知英(ジヨン)。さっそくドラマでヒロインを演じるなど順調な滑り出しをみせ、熱い注目を集めた。そんな知英に“第2の人生の始まり”という2014年全般を振り返りつつ、KARAの脱退から日本での活動再開までの空白についても聞いた。

ファースト写真集『〜生まれたての私〜知英物語』が発売中の知英

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◆今までに感じたことのない“自由”があった

――2014年はグループからひとりで活動するようになって、気構えは変わりましたか?
【知英】 それまでより、自分がしっかりしなきゃいけないことは多いですね。女優のお仕事にワクワクする気持ちと、「ひとりで大丈夫かな?」という不安と半々でした。やっぱりKARAのイメージが強いと思うので、女優をやるとなったらどんな目で見られるのかなという気持ちもありました……。でも、ファンの皆さんやスタッフさんが私を信じてくれているから、それがとても力になっています。

――女優志向になったのは、いつ頃だったんですか?
【知英】 KARAでドラマを初めてやったときです。お芝居が好きになって、将来本格的にやってみたいと思いました。

――KARA脱退後にイギリスに演技の勉強に行ったんですよね?
【知英】 勉強もありましたけど、リフレッシュのためでもあります。4ヶ月滞在して、視野がとても広がりました。海外はいろいろな意味で遠いイメージだったんですけど、そこに住む人たちは私たちと一緒で、一生懸命前を向いて生きていて。イギリスの人はみんなフレンドリーで、1回会っただけで仲良くなれましたし、今までに感じたことのない自由がありました。

――文化の違いとか、戸惑いはありませんでした?
【知英】 全然。私は電車もあまり乗ったことがなかったんですけど、地下鉄も「よっしゃ、行くぞ!」みたいな(笑)。ストライキが多くて、乗ったら違う場所に着いたこともあって。でも、それはそれでいい思い出です。

――環境に順応力があるんでしょうね。向こうの食事は?
【知英】 イギリスで野菜を好きになりました(笑)。前も料理に入っていた野菜は食べていましたけど、生野菜に何もつけずに食べるようになって。

◆タイミングや出会いもあって日本へ

――10月からは、ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ系)に雪女のゆきめ役でレギュラー出演しました。日本のドラマの現場は初めてでしたっけ?
【知英】 そうです。なので、最初はちょっと慣れなくて。やっぱり韓国の現場とは違うんです。スケジュール表に時間が詳細に書いてあるのも珍しかったし、その時間通りにちゃんと終わるのにビックリしました。逆に、時間が決まっているから「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちにもなって。

――時間がかかってしまう場面もありませんでした?
【知英】 それはありました。通訳なしで撮影に入っていたのですが、日本語でお芝居をするのがまだ簡単ではないので……。

――日常会話は普通にこなしていても。
【知英】 セリフだと発音やイントネーションもきちんとしていないといけないし。普通の会話では問題なかったのがセリフだと引っ掛かって、苦労するときもありました。

――そうした苦労があっても、日本を活動の中心にしたのはなぜですか? 日本人としては嬉しいですが。
【知英】 タイミングや出会いもあったし、KARAで来ていたときから日本が好きだったのと、もともと日本のドラマや映画が大好きなので。作った感じではない自然さがあって。

――どんな作品が好きなんですか?
【知英】 映画なら『悪人』や『悪の教典』『ゼロの焦点』とか、ちょっと昔だと『世界の中心で、愛をさけぶ』とか。

――わりと重い作品が好み?
【知英】 でも、『モテキ』や『鍵泥棒のメソッド』とかも好きです。『ドラえもん』も。

――『ぬ〜べ〜』では言葉は別にして、ゆきめを演じることは楽しめました?
【知英】 原作やアニメがあるので、それを参考にすると役に入り込みやすかったです。でも、ゆきめの可愛さにまではとどきませんけど(笑)。嫉妬する場面とか、とてもおもしろかったです。鵺野先生を好きな気持ちがちゃんと伝わるかなって、いろいろ考えながら演じました。

――オンエアを観て、感じたこともありました?
【知英】 ゆきめがフーッとやると口や手から冷気が出ますけど、現場では出ないじゃないですか(笑)。イメージしてやっても、CGだからどう映るかわからない。出来上がったドラマを観たら「すごい! 雪女だ」って、気持ち良かったです(笑)。
(文:斉藤貴志)

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