ニコニコ動画で全世界同時配信中の『美少女戦士セーラームーン Crystal』のシリーズ第2期となる『ブラック・ムーン編』突入世界最速上映会が27日、千葉・イオンシネマ幕張新都心で行われ、これまでシークレットとなっていた、人気キャラクター・ちびうさ（セーラーちびムーン）役の福圓美里と、セーラープルート役の声優・前田愛がそれぞれ初お披露目された。

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　空から降ってきた正体不明の少女・ちびうさを演じる福圓は「ちびうさがすごく好きだったので、とてもうれしかったです」と感激。アフレコはすでに参加していおり「夢のような時間を過ごしております。ちびうさのボイスが流れると思うと土下座をしたい気持ちですが、すっごく楽しく演じさせてもらっているのでその気持ちが伝われば」と呼びかけた。

　一方、『時空の扉』を守護するセーラープルートを演じる前田は、声優を始める前に着ぐるみショーで、ちびムーンの着ぐるみの中に入っていたことや、声優人生で初めて声を出した仕事が90年代版の「コンサートガヤ」だったという経験も告白。会場を驚かせると「やっと“戦士の中の人”になれて。まだ演じてもないですけど達成感というか、運命的なものを感じます」と噛み締め「選ばれたからには精一杯生き抜きたいと思いますので最後までよろしくお願いします」と力を込めた。

　イベントには前作から引き続き主人公・月野うさぎ（セーラームーン）役を務める三石琴乃や“セーラー5戦士”を演じる金元寿子（セーラーマーキュリー・水野亜美）、佐藤利奈（セーラーマーズ・火野レイ）、小清水亜美（セーラージュピター・木野まこと）、伊藤静（セーラーヴィーナス・愛野美奈子）らも登壇。新キャストも含め、和気あいあいとしたムードでトークを展開した。

　キャストの中で唯一、90年代から同役を続投している三石はオファー当初「物語も世界観も違うなかで私でいいのか。月野うさぎに0から取り組むうれしいような恥ずかしいような気持ち」と複雑な心境を抱いていたことを明かしつつも「前に進もうと決心して新たな仲間を迎えて今はご機嫌です」と満足げ。「（他のキャストが）緊張のなかで山を超えてきて、本当に役者としても画面の中でもチームになってきた。アフレコじゃないところはかしましくてキャピキャピしていて。うれしくて仕方ない毎日を過ごしています」と充実の笑みを浮かべた。

　2012年にスタートした『美少女戦士セーラームーン』20周年プロジェクトの一環として製作される同作。毎月第1、3土曜日にニコニコ動画にて配信され（タイムシフト視聴期間2週間、バンダイチャンネルでも配信）、監督は境宗久氏、主題歌はももいろクローバーZが担当する。