乗り込み!乗っ取り!!アイドル「ベイビーレイズ」が、デビュー時からの公約でもあった日本武道館公演『ベイビーレイズ伝説の雷舞！-虎虎壱番- 〜とりあえず生！生！生！生！生で見てくれ武道館！〜』を12月18日に開催した

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「デビューから2年で武道館公演を行わなければ解散」という公約のもと結成された、大矢梨華子、傳谷英里香、林 愛夏、高見奈央、渡邊璃生の5人組アイドルグループ「ベイビーレイズ」は、2012年9月にシングル『ベイビーレイズ』でデビュー。

　今年7月に日比谷野音で開催されたワンマンライブ『ベイビーレイズ伝説の雷舞！-頑虎一徹-』が満員御礼を記録。そこで発表された課題「夏の全国ツアー最終日までに1万人の署名を集めれば、12月18日・日本武道館公演開催を約束。出来なければ解散」に背水の陣で臨み、13,872人の署名を集めてこれをクリア。この日を迎えた。

　バンドの生演奏による迫力のロックサウンドをバックに、デビュー曲『ベイビーレイズ』でライブがスタート。デビュー時から歌い続けている、武道館への思いを込めた自己紹介ソング『Level.1』などを一気に披露すると、あっという間に日本武道館の「虎ガー（虎ノ門ガーディアン／ベイビーレイズのファン）」のテンションはMAXに。

　傳谷の萌えセリフ、渡邊のランニングマン克服、林の独唱などの見どころを随所に挟みつつ、「大事な場面で歌ってきた曲」として、バラバラな個性の5人が結ぶ絆を歌い込んだ『ビッグ☆スター！』を歌唱。5人のピースサインを合わせて作った星型がスクリーンに大写しになると、全員の人差し指には星型のネイル。リーダー・傳谷の発案のようだが、苦楽を共にした5人で、武道館のステージで「誰が欠けても作れない」星型を完成させた喜びが、全員の笑顔から溢れていた。

　そして後半には、純白でふわふわのワンピースにヒールで登場。普段は革やデニムなどロックテイストの衣装が多いベイビーレイズの、“女子力全開”の姿にファンも大歓声。さらにラメにヘソ出しの衣装に着替えて登場した際には、2年間の思いと感謝を込めた会場限定販売シングル『2years』を初披露。ラストナンバーの『 TIGER SOUL』まで熱いライブを駆け抜けた。

　アンコールでは重大発表として、来春のニューシングルと武道館公演のライブDVD発売に加え、17公演にわたる春の全国ツアー開催が告知された。解散の心配もなく、2015年に向けての前向きな発表の数々に虎ガーも喜びの声を上げる中、神妙な面持ちに戻ったリーダー傳谷の口から、「夢のステージをがむしゃらに目指してきましたが、武道館を満員にできなかった、悔しい想いがあります。その気持ちを胸にアイドルの日本一を目指したい。私たち、改名します」という衝撃の一言が。

　虎ガーの誰もが、思い入れのある「ベイビーレイズ」という名前が消えるのか、と動揺した直後、スクリーンに映し出された新グループ名は「ベイビーレイズJAPAN」。正直拍子抜けでホッとするのと同時に、ツッコミを入れたい気持ちで思わず虎ガーたちの間にも笑いが起こる。その温かい空気にメンバーも安堵の表情。しかし、改めて「日本人全員のハートを乗っ取って、日本武道館を埋められる、日本を代表するアイドルになって、日本一有名な番組、紅白歌合戦に出場します」と強い決意を表明すると、改名を支持する虎ガーの声援が起こった。

　アンコールのラストスパートでは、ベイビーレイズの名を世に知らしめた曲『暦の上ではディセンバー』のバンドアレンジバーションを響かせ、そして「ベイビーレイズ始まりの曲…『ベイビーレイズ』」というおなじみの曲フリで、デビュー曲を改めてパフォーマンスし、念願の武道館を達成した今も、攻撃的な姿勢を忘れないことを虎ガーとともに再確認。全27曲、約3時間のステージを締めくくった。

　現在発売中の月刊デ☆ビュー1月号には、ベイビーレイズがインタビューで登場。日本武道館への想いと、新曲『虎虎タイガー!!』について語っている。