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ウッチャン“改名封印”の理由 さまぁ〜ずが語る底抜けの優しさ

 お笑いコンビ・ウッチャンナンチャン内村光良(50)とさまぁ〜ず大竹一樹(47)、三村マサカズ(47)が出演するネット配信番組『内村さまぁ〜ず』が、きょう22日で配信200回を迎える。数々の芸人を育て上げたテレビ朝日系『内村プロデュース』終了後、内村と仕事がしたいがためにさまぁ〜ずの二人が懇願する形で始まった同番組。そのゆるさは相も変わらず。さまぁ〜ずを許容する、内村の懐の深さに迫る。

内村光良(左)の懐の深さを語ったさまぁ〜ずの三村マサカズ(中央)と大竹一樹(右) (C)ORICON NewS inc.

内村光良(左)の懐の深さを語ったさまぁ〜ずの三村マサカズ(中央)と大竹一樹(右) (C)ORICON NewS inc.

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■「本気で気をつかわなくなった」――三村マサカズ

 『内P』終了後ぽっかり空いた心の穴。馴染みのスタッフを含めて定期的に飲みに行きたいと思っていたところ「仕事した感があってから飲んだほうがいい」(大竹)というざっくばらんな理由を内村も快く受け入れ、2006年、飲み会を理由に番組が始まった。

 そんな三村も先輩、内村への緊張で『内P』時代の記憶が「少ない」のだという。そのくせ「『内さま』になってからは、楽屋で本気で気をつかわなくなった。仲良くさせてもらって非常にありがたい」と内村を横目にニヤり。「見習うところがいっぱいあります。人の悪口を言わないとか、お弁当を感謝して食べるとか」とニヤけ顔が止まらない。「芸人としては、にらめっこがすごい。振り向いたときの顔は超ツボ。俺も大竹も勝てない」と感服すると、さすがの内村も「そこ!?」と目を合わせた。

 和やかな空気のなか、大竹一樹も「芸人として尊敬するところはもちろんいっぱいあるけれど、多少気づかいが減っちゃったところはある」と同意する。「大きな舞台に出たときに、第一線で何十年もやってきたスーパースターの振り向いたときの顔はすごい」と乗っかり、芸人としての年輪を表現してみせた。こうして、どこか身構えていた後輩を“解放”させたのは、内村ならではの空気感だろう。

■「内村さんは“見て学べ”」――大竹一樹

 照れくさそうな内村。多くの後輩から慕われるなかで、さまぁ〜ずと8年以上も一つの番組を続けてきた理由は「絆…ですかね」とポツリ。「でも、『内P』から『内さま』ってタイトルが変わって、名前が並列したことで『どこかでオレのこと馬鹿にしているんだな』っていうのは否めない」と首を傾げる。二人の“気づかい”にはやっぱり気づいているのだ。

 大竹が「内村さんがそういう空気を出しちゃうんですよね。そこに甘えちゃう」と責任転嫁したかと思えば、三村も「甘えさせてくれるし、許してくれる。優しさが仇(あだ)になったんでしょうね」。

 内村の優しさを表すエピソードに、決して番組で共演した若手芸人へダメ出しをしないというのがある。今月12日に行われた同番組発のライブ『新人内さまライブチャンピオン大会2014』では、昨年に続いて出演した若手芸人たちが「去年の打ち上げで、内村さんが芸人全員のいいところを言ってくれた」というエピソードを披露していた。

 内村自身は「若手芸人に直接アドバイスはしない」と淡白だが、大竹は「内村さんは“見て学べ”ですよね。それでいて、芸人のいいところを探してくれる」といい、三村も「俺はすぐ『面白くない』とか言いがちですが、内村さんは言わない」と声をそろえる。その一方で「でも同じ事務所(マセキ芸能社)の後輩には異常に厳しい」という一面もあり、内村自身も「それはそうだね」と納得。事務所の番頭としての責任も果たしている。

■封印した改名「もう誰も変えようと思わない」――内村光良

 ところで、この3人を語る上で欠かせないのは「バカルディ」から「さまぁ〜ず」への改名という一大転機を内村が演出したという事実。遡ること14年前の2000年、30代に突入してなおくすぶっていた二人は、TBS系『ウンナンの気分は上々。』に出演。その罰ゲームがきっかけで、内村が考案したさまぁ〜ずに改名し、一気に知名度をあげた。同時期には「海砂利水魚」も「くりぃむしちゅー」へと改名させステップアップさせた。

 大きな転機を与えた内村だが「改名は基本的に反対なんです。2組を改名して、人の人生を変えるのは嫌だってへこんじゃった。あれから封印しちゃって、もう誰も変えようと思わない」。百戦錬磨の内村でも背負うモノの大きさに思わず本音が飛び出す。さすがのさまぁ〜ずも真剣な表情をみせ「改名は恥ずかしかったけれど、それをきっかけにいろんなところに食いついてもらった。本当にありがたかったです」とただただ感謝。お互い恥ずかしそうにモジモジする3人。これこそが番組長寿の理由なのかもしれない。

◆内村さまぁ〜ず
「内さま.com」にて隔週月曜正午より無料配信、TOKYO MXにて毎週月曜午後11時半より放送中。旬なお笑い芸人からそうでもない芸人たちをゲストMCとして迎えるバラエティ。ゲスト自ら企画を持ち込み、内村とさまぁ〜ずは言われるがままその場任せのゆるい展開の進行が人気を呼び、2012年7月にリリースされた40巻目で「日本のバラエティDVD史上最長不倒の記録」としてギネス世界記録に認定。最新DVD『内村さまぁ〜ず』vol.53、54、55が、24日より3巻同時発売。

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  • 内村光良(左)の懐の深さを語ったさまぁ〜ずの三村マサカズ(中央)と大竹一樹(右) (C)ORICON NewS inc.
  • 『内村さまぁ〜ず』配信200回を祝うカステラの登場に喜んでいた3人 (C)ORICON NewS inc.
  • ネット配信番組『内村さまぁ〜ず』で共演する(左から)内村光良、さまぁ〜ずの三村マサカズと大竹一樹 (C)ORICON NewS inc.
  • ネット配信番組『内村さまぁ〜ず』で共演する(左から)内村光良、さまぁ〜ずの三村マサカズと大竹一樹 (C)ORICON NewS inc.
  • ネット配信番組『内村さまぁ〜ず』で共演する(左から)内村光良、さまぁ〜ずの三村マサカズと大竹一樹 (C)ORICON NewS inc.

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