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福山雅治、死生観を込めた「暁」が主題歌に 阪神・淡路大震災から20年

 歌手・福山雅治が、来年1月19日放送の上川隆也主演ドラマ『テレビ未来遺産ORANGE 〜1.17 命懸けで闘った消防士の魂の物語〜』(後9:00 TBS系)の主題歌を担当することが15日、わかった。1995年1月17日の阪神・淡路大震災発生から20年を迎えることを機に、最前線で救助にあたった消防士100人以上に取材して作り上げられた舞台『ORANGE』をドラマ化。制作陣が福山の楽曲を主題歌に起用した理由とは?

 福山は震災当日、新曲「HELLO」のプロモーションのため大阪にいた。当時は月曜深夜1時からのニッポン放送『オールナイトニッポン』を担当。大阪での生放送終了後、タクシーでホテルへ戻る途中に大きな揺れを感じたという福山は「目の前の高速道路も激しく揺れていました。そして、時間が経つと共に次々と増えていく犠牲者の数に愕然としたことを今でも鮮明に覚えています」と振り返る。

 来年3月で終了することを発表した『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル “魂のラジオ”』(毎週土曜 後11:30)でも、毎年1月17日付近の放送では「風化させてはいけない」との強い思いから、欠かすことなく阪神淡路大震災のことに触れ、被災地に向けて歌ってきた。

 被災地で人命救助にあたった特別救助隊の奮闘と葛藤を描いたドラマの原案は、脚本家・宇田学氏が主宰する神戸の劇団「PEOPLE PURPLE」の舞台『ORANGE』。2004年の初演より再演を重ね、震災から20年の節目を機に、全国公演が決定した。福山も劇場に足を運び、自身のラジオ番組に出演者を2度にわたってゲストに招いた。それが縁で、作品の世界観とリンクした楽曲「暁」(最新アルバム『HUMAN』収録曲)をドラマ主題歌に使いたいとのオファーを受け、快諾した。

 舞台『ORANGE』を鑑賞した福山は「前半からずっと涙が止まりませんでした。この涙は何なのか? 生きたかった人の無念、助けることができなかった人の無念。悲しみの物語であると同時に、それでも生きて行こうとする人間の力強さ、生へ執着するたくましさの物語だと感じました。そして、当たり前に過ぎていく毎日の尊さを改めて感じました」といい、「『暁』に込めた死生観が、『ORANGE』という作品と寄り添えることを心から幸せに思います」と話した。

 TBSの佐野亜裕美プロデューサーは「福山さんの歌には温かく優しい気持ちに包まれるような力があり、悲しみや苦しみを乗り越えて生きる力に変えていけるような、希望に満ちた主題歌に出会えたことに感謝しています」と手応えをにじませている。



関連写真

  • 阪神・淡路大震災を題材にしたスペシャルドラマの主題歌を担当する福山雅治
  • 主題歌「暁」が収録された最新アルバム『HUMAN』

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