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森山未來、文化交流使としてイスラエルへ「自分の表現と向き合うことができた」

 昨年10月から1年間、海外に拠点を移し、活動していた俳優の森山未來(30)。文化庁の文化交流使として単身イスラエルに渡り、現地のダンスカンパニーに所属して、幼い頃から続けていたダンスに打ち込む日々を送っていた。帰国から1ヶ月ほど経った11月下旬、取材に応じた森山は「自分の身体や表現とじっくり向き合うことができた」と充実感をにじませた。

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 森山がダンスを始めたのは5歳の時。6歳でタップダンス、8歳でヒップホップ、10歳でクラシックバレエを始め、どんなダンスもこなしてしまう才能と実力を伸ばしてきた。「踊ることも自分の表現方法の一つだとどこかで思っていますし、ダンスが好きというか、単純に、踊りたいんですよね。子どもの頃からじっとしているのが苦手だったので、踊っているくらいがちょうどいいのかもしれません」。

 1年間、海外に拠点を移すことは、映画やドラマ、舞台などの出演依頼が相次ぐ中での決断だった。

 「仕事が順調にいきそうな空気の中で、そのまま淡々と続けていくことに迷いを感じていたんです。たぶん、やっていくことはできるだろうけど、それでいいのかな、と。日本ではないどこかで、作品作りやクリエーションに関わりたいと思っていたので、いいきっかけになりました」。

 2003年の連続ドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ)に18歳でメインキャストとして出演し、一気に知名度と人気が高まると、翌04年公開の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で主人公サクの高校生時代を演じ、確かな存在感を示した。その後も多岐にわたって活躍し、11年に大ヒットした映画『モテキ』や、12年の映画『北のカナリアたち』『苦役列車』、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』などで、各方面から高い評価を受けてきた。

 今年8月20日の誕生日で30歳になり、「20代前半は自分の中でバランスが取れなくて、苦しかったところもありましたけど、20代後半はいろんな人との出会いがあって、いい仕事にも恵まれて、自分なりの居方も見つかりかけていたところでもありました」と20代を振り返る。

 年齢的にも節目を迎えた時期に、「混沌(こんとん)としていて構築されていない生々しいエネルギー」に満ちたイスラエルという国に滞在したことで、「自分の身体や表現とじっくり向き合うことができた」と話す。表現をするというある種の衝動において、森山の中でダンスと芝居の境界は曖昧(あいまい)で、「“曖昧なままでいい”という答えは一つ見つかった」と1年間の活動の成果を語った。

 また、イスラエルで過ごした1年間はドキュメンタリー番組としても結実する。NHK・BSプレミアムで17日放送される『踊る阿呆 森山未來・自撮り365日』(後10:00〜10:59)は、イスラエルでの生活を自ら撮影した記録映像をまとめた作品。渡航にあたりNHKのディレクターが1台のビデオカメラを渡し、森山に自撮りを依頼していたのだ。日本とは全く違う空気のなかで踊り続けた日々をつぶさに捉えた映像には、表現者・森山未來の今が記録されている。

 出演・撮影・語り・演奏、すべて森山未來の番組。「誰が観るんだろうって思います(笑)」(森山)。大丈夫、表現者としての森山に興味を抱く人はたくさんいるに違いない。



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