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“朝ドラ”『マッサン』での演技が話題を呼んだ女優・相武紗季が、直木賞作家・桜木紫乃の官能ミステリー『硝子の葦』の映像化に挑むことが11日、わかった。WOWOWが映画・ドラマ含めて初めて桜木作品を映像化し、来年2月21日より放送(全4話)。相武は、実母の元愛人と結婚し、元雇用主とは不倫関係にあり、誘拐事件を起こした上、焼身自殺を図るという、あまりに複雑な境遇のヒロイン・幸田節子を演じる。これまでのイメージを覆す新たな挑戦になりそうだが、相武は「なかなか演じることの出来ないような役ですし、他では挑戦出来ないような刺激的なシーンもあるので、撮影に入るのがすごく楽しみ」と話している。 エロスに対する独自の視点から綴られる作風が多くの女性の支持を得ている桜木氏。『硝子の葦』は、直木賞受賞作『ホテルローヤル』に連なる長編ミステリーで、桜木氏の実家が過去に経営していた釧路のラブホテルを思わせる「ホテルローヤル」を中心に、女性の業と情念から生まれる犯罪を、性愛シーンを絡めながら巧みに描いた物語。

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