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佐藤健、髪刈り上げ『天皇の料理番』に主演 『JIN-仁-』スタッフが連ドラ化

 直木賞作家・杉森久英氏の小説『天皇の料理番』がTBSテレビ60 周年特別企画として連続ドラマ化されることが4日、わかった。俳優・佐藤健が同局の連続ドラマに初主演。来年4月期の日曜劇場(毎週日曜 後9:00)で放送される。ドラマ『ROOKIES』(2008年、同局)のドレッドヘアも印象的だったが、今作の役作りのため髪をバッサリ刈り上げ、今月中旬からの撮影に臨む。

初めてのシェフ役に挑む佐藤健。TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』2015年4月期に放送決定(C)TBS

初めてのシェフ役に挑む佐藤健。TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』2015年4月期に放送決定(C)TBS

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 大河ドラマ『龍馬伝』(10年、NHK)、映画『るろうに剣心』(12年、14年)で、幕末から明治維新期の剣士を演じてきた佐藤が、刀を包丁に持ち替え、その生涯を己の夢に捧げ尽くした男を演じる。

 原作は、大正・昭和時代の宮内省大膳頭を務め、料理で天皇を支え続けた秋山徳蔵氏の生涯を一部フィクションを交えてたどった物語。1980年に同局で連ドラ化されており、この時は堺正章が主演した。

 今回、佐藤が演じるドラマの主人公・秋山篤蔵は、幼い頃、洋食のカツレツに出会って感激し、料理人を志す。当時の日本人としては珍しかった仏パリで修業し、差別・偏見と闘いながらも世界最高峰のオテル・リッツのシェフとなり、26歳という若さで“天皇の料理番” まで上り詰めていく。戦後の混乱期にも「この国の為に、自分に出来る事はないか?」と奮闘し、料理外交を繰り広げる。

 初のシェフ役に挑む佐藤は、8 月から実際の料理学校で料理人としての所作を猛勉強中。皿洗いや野菜切りなどの修業期間を経て、料理人として成長していく過程に合わせ、実際の調理シーンも本人が演じていく。また、修業のため訪れるパリでの撮影も敢行する。

 ドラマの舞台となる明治後期から大正・昭和にかけてはまさに日本の成長期。当時の街並みをセットで再現したり、国内各地の古き面影を残す地でロケを行い、服装、生活ぶりなどの変化も忠実に再現していく。

 共演は、篤蔵と16 歳で結婚し、料理人になりたいという彼の夢を誰よりも強く支える妻・俊子に黒木華(はる)。篤蔵が”料理人としての父”と慕う華族会館の料理長・宇佐美鎌市に小林薫。その華族会館の下っ端コックとして共に苦労し、篤蔵が慕い頼る生涯の友・松井新太郎に桐谷健太、同じく山上辰吉に柄本佑

 篤蔵の優秀な兄で、東京の大学に進学し弁護士になる夢を持つ、篤蔵のよき理解者・秋山周太郎に鈴木亮平。ひょんなことから篤蔵にカツレツを振る舞い、料理人への夢をかきたてた軍隊のコック・田辺祐吉軍曹に伊藤英明。篤蔵と周太郎の父として子供たちの行く末を案じる秋山周蔵に杉本哲太。ほか、武田鉄矢芦名星佐藤蛾次郎高岡早紀美保純日野陽仁大島さと子加藤雅也麻生祐未らの出演が決まっている。

 制作スタッフには、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)、『JIN』(10年、11年)、『とんび』(13年)を手がけた石丸彰彦プロデューサー、平川雄一朗監督、脚本家の森下佳子氏の3人が再結集する。

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