お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が1日、都内でスタジオジブリの高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』DVD&Blu-ray発売記念して、ジブリのプロデューサー見習いでKADOKAWA・DWANGOの代表取締役会長の川上量生氏と、公開対談を行った。
この対談は「ニコニコ生放送」で放送され、午後1時から約50分間の生放送を終えた時点での視聴者数は14816人。深夜とゴールデンタイムの平日平均が1万人程度であることを考えると、この時間帯としてはかなり注目を集めたといえる。
太田は「シコシコ動画に初めて出るんだよな。『太田、死ね』とって文字が流れているんじゃない?」と自虐的に始まったニコ生だったが、最後には拍手を意味する数字の「8」が並び、概ね好評だった模様。太田は懲りずに「また、シコシコ動画に呼んでいただきたい」と川上氏に語りかけていた。
「僕は宮崎(駿)さんが嫌いでね。売れすぎているだろうというジェラシーなんだけど、それもあってどっちかと言うと高畑派。もっと高畑さんの評価が上がってしかるべきだし、俺がバッシングしたところで、どうにもならないから安心して宮崎バッシングができるというのもありますね」という太田は、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーから「特命コピーライター」に任命され、同映画のDVD&Blu-rayのプロモーションに全面協力。
「あゝ、無情」というコピーが採用されたが、「僕が言ったのは諸行無常の“無常”なんだけど、“情け”がいいなって、結局、あの人(鈴木P)が決めたの」と太田。川上氏も「鈴木さんはみんなに考えさせといて、自分が決める。いつもそう。鈴木さんがいいなら文句ないんだけど」と同調していた。
対談では、同映画の魅力について、太田が珍しく真面目に熱弁。「言葉にできない感動があった。言葉で簡単に言い表せたら作品つくる必要ない。哀しいとか、うれしいとか、胸騒ぎとか嫌悪感とか、いろんな感情が全部入っていて、結局、陳腐な言葉になっちゃうけど、すごいなと思いました」。
また、これからの日本のエンターテインメントについても語り合い、川上氏は「世界的、とくに米国の商業主義で作られるコンテツはみんなで決めて作って、マーケティングの法則にのっとって作っているところがある。日本の特長は個人が好きなもの作っている部分が作家性になって、それでユニークなものができている。でも、日本の中でも自由な作家性を発揮できる環境が実はそんなに残っていない。それが、今の日本の問題だと思う」と指摘していた。
『かぐや姫の物語』のDVD&Blu-rayは12月3日発売。
この対談は「ニコニコ生放送」で放送され、午後1時から約50分間の生放送を終えた時点での視聴者数は14816人。深夜とゴールデンタイムの平日平均が1万人程度であることを考えると、この時間帯としてはかなり注目を集めたといえる。
太田は「シコシコ動画に初めて出るんだよな。『太田、死ね』とって文字が流れているんじゃない?」と自虐的に始まったニコ生だったが、最後には拍手を意味する数字の「8」が並び、概ね好評だった模様。太田は懲りずに「また、シコシコ動画に呼んでいただきたい」と川上氏に語りかけていた。
「僕は宮崎(駿)さんが嫌いでね。売れすぎているだろうというジェラシーなんだけど、それもあってどっちかと言うと高畑派。もっと高畑さんの評価が上がってしかるべきだし、俺がバッシングしたところで、どうにもならないから安心して宮崎バッシングができるというのもありますね」という太田は、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーから「特命コピーライター」に任命され、同映画のDVD&Blu-rayのプロモーションに全面協力。
「あゝ、無情」というコピーが採用されたが、「僕が言ったのは諸行無常の“無常”なんだけど、“情け”がいいなって、結局、あの人(鈴木P)が決めたの」と太田。川上氏も「鈴木さんはみんなに考えさせといて、自分が決める。いつもそう。鈴木さんがいいなら文句ないんだけど」と同調していた。
対談では、同映画の魅力について、太田が珍しく真面目に熱弁。「言葉にできない感動があった。言葉で簡単に言い表せたら作品つくる必要ない。哀しいとか、うれしいとか、胸騒ぎとか嫌悪感とか、いろんな感情が全部入っていて、結局、陳腐な言葉になっちゃうけど、すごいなと思いました」。
また、これからの日本のエンターテインメントについても語り合い、川上氏は「世界的、とくに米国の商業主義で作られるコンテツはみんなで決めて作って、マーケティングの法則にのっとって作っているところがある。日本の特長は個人が好きなもの作っている部分が作家性になって、それでユニークなものができている。でも、日本の中でも自由な作家性を発揮できる環境が実はそんなに残っていない。それが、今の日本の問題だと思う」と指摘していた。
『かぐや姫の物語』のDVD&Blu-rayは12月3日発売。
コメントする・見る
2014/12/01