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ティーン女子を中心に大ブレイクの大原櫻子「嫉妬されるんじゃないかって怖かった」

 映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロイン&劇中バンドのボーカルとしてデビューしてから1年、大原櫻子が、11月26日に初のソロ名義となるシングル「サンキュー。」を発売した。全国各地でフリーライブを行い、観客動員数が通算2万人を突破するなどティーン女子を中心に絶大な人気を集め、何とも順風満帆に見えるが、歌手と女優を並行して挑んでいくうえでの葛藤や不安などを感じることも多かったという。ORICON STYLEでは、デビュー1年で歌手としての新たなスタートラインに立った大原に今の心境について語ってもらった。

『カノ嘘』から1年、大原櫻子がついにソロデビュー

『カノ嘘』から1年、大原櫻子がついにソロデビュー

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■ファンの女の子たちにパワーをもらえる

──ソロ名義としてはこのシングルからスタートとなりますが、今はどんな思いですか。
【大原櫻子】 やっとスタート地点に立ったなという、身が引き締まる思いです。ここから「大原櫻子」としてのオリジナリティをどんどん出していきたいなと思っています。「サンキュー。」というタイトルも、今の気持ちにピッタリなんですよ。デビューから支えて下さった方々のおかげで、このシングルが出せるんだなぁって改めて感じることがすごく多いので、感謝の気持ちを伝えられる曲でソロデビューできるのはとても嬉しいですね。

──特に同世代の女の子たちが、大原さんの歌や存在に共感していることについてはどう思いますか。
【大原】 正直、デビューするまではちょっと怖かったんですよ。嫉妬されるんじゃないかとか……。私、サバサバしてるほうなので、どう思われてもいいやって覚悟を決めてはいたんですけど。でも、フタをあけてみたら女の子たちがすごく親近感を持ってくれて、ビックリしました。ライブでも、女の子ってパワフルなんですよね。だから私もすごくパワーをもらえるし、ありがたいことだなって思います。

──歌手と女優を並行してやっていく、というのはすごくハードですよね。
【大原】 一時期、私は何をやりたいんだろう、って葛藤していた時期があったんです。歌も楽しいし、お芝居も楽しい。だけど不器用だから、どっちかをやっているときは片方がおろそかになってしまいそうで。やるんだったら妥協はしたくないので、曖昧になるならどっちか止めたほうがいいのかなって考えたこともあったんです。物事を難しく考えてしまいがちなタイプなので。

■声がコンプレックスだった時期もあった

──そうやって考えて、出た結論は?
【大原】 やっぱり自分の好きなことをやっていたいから、両方とも続けたいなって。だから音楽をやってる間にもお芝居をいっぱい見ておくとか、ドラマの撮影をしている期間も休日にはギターを弾くとか、そうやって常に両方のことを忘れないようにしようと心がけてます。

──大原さんの歌声は本当に心に響いてきますよね。力強いけど、ピュアな透明感もあって。
【大原】 でも昔はずっとこの声がコンプレックスだったんですよ。とにかく声が大きいので、友だちとかにもしょっちゅう「うるさい!」って言われて(笑)。

──伝えたい気持ちがあるから、大きくなってしまうんじゃないかな(笑)。
【大原】 今はそういうふうにポジティブに考えています(笑)。私、人と会って話すのが好きなんですよ。いつも友達とメールとかLINEしてても直接話したくなって、電話して、もう会っちゃおうか、って。やっぱり生の声のほうが気持ちって伝わるじゃないですか。音楽も同じで、きっかけとしてCDがあっても、ライブのほうが絶対に伝わると思うんですよね。だから「サンキュー。」もライブをイメージしながらレコーディングしましたし、この曲を通してさらにたくさんの人と繋がることができたら嬉しいなって思ってます。

(文/児玉澄子)

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