元長距離・マラソン選手で世界記録も樹立した、現DeNA Running Club総監督の瀬古利彦氏が、アイドルグループ・AKB48の「マラソン部」の監督に就任ことが28日、わかった。都内で行われた「マラソン部」新体制会見で発表された。

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　同部は、マラソンを通じて地域の人との交流を目指し、有志メンバーで昨年に発足した。新体制では高城亜樹、島田晴香ら31人がメンバーとして活動をスタートする。

　会見には、高城、島田、平田梨奈、野澤玲奈、湯本亜美、前田美月、佐々木優佳里が出席。瀬古監督の現役時代を知らなかった7人に、監督が「言っとくけど、昔は早かったんだから。オリンピック出たんだよ」と伝えると、キョトンとしながら「すごーい」と拍手をし、報道陣を笑わせた。

　瀬古監督は、今後の目標について「芸能人女子新記録を目指す」といい、アスリートタレント・西谷綾子の記録3時間3分3秒を更新する夢を掲げた。さらに「できれば全日本実業団女子駅伝に出よう！　ワコールとかに勝とうよ」と熱く語った。

　今月30日には島田と前田が『第3回富士山マラソン』に出場する。島田は「全力で走り抜けたい」と意気込み、将来的には「ボストンマラソンに出たい。記録の制限があるので、エントリーできるくらいまで頑張る」と明かした。

　なお、瀬古監督のほかコーチを中長距離種目で好成績を収め、引退後は東京都男子駅伝代表監督などを務めた中村孝生氏、駒沢大学在籍に箱根駅伝に出場し、DeNA所属の柴田尚輝選手が務める。

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