人気グループ・嵐の櫻井翔が主演するフジテレビ系新春ドラマスペシャル『大使閣下の料理人』（来年1月3日放送、時間未定）。櫻井は、一流ホテルの副料理長という職を辞し、妻と小さな娘を残して単身ベトナムへ渡り、日本大使館公邸の料理人として働く主人公・大沢公を演じる。

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　既婚者の役は初めてではないが、今回は小さな子どもまでいる役どころに、櫻井は「感慨がありましたね。子どもに『なんでパパは帰ってきてくれないの？』と聞かれるような役をやるようになったんだって。ドラマの中でも自分の世代を生きているっていう感じがして。家庭と仕事のバランスに悩む同世代の視聴者もいると思うので、共感してもらえたらうれしい」と話す。

　夫の“転職”にはじめは反対したが、今は娘と二人で日本から夫を支える妻・ひとみは女優の広末涼子が演じる。櫻井とは初共演となる。

　同作では、ほかにも櫻井にとって“初めまして”の共演者が複数いることも明らかになった。物語のキーマンである大使閣下・倉木和也役を演じるのは西田敏行。倉木を通訳として支えるベトナム語専門職員・古田誠一役には大倉孝二。さらに、ベトナムでのし烈な外交戦を日本からサポートする外務官僚・江口悟役に、NEWSの加藤シゲアキが出演。

　主人公が公邸料理人となる前に働いていた一流ホテルでフレンチのシェフを務める村上信蔵役は竹中直人が演じる。竹中は、嵐の松本潤が主演したドラマ『失恋ショコラティエ』（同局）でパティシエを演じ、強烈な印象を残した。今回はシェフとして、どのように役を“料理”するのか注目される。

　いずれも櫻井とは初共演で、編成企画の若松央樹氏は「自然に思い描いたキャスティングイメージがそのまま実現できたという感じで、感無量です。個性豊かで演技派な豪華俳優陣のコラボレーションにご期待ください」と自信をのぞかせた。