『ドラゴンボール』などの原作者として知られる漫画家の鳥山明氏が、映画『西遊記〜はじまりのはじまり〜』（21日公開）の広告用イラストビジュアルを描き下ろしたことが6日、わかった。描いたのは劇中に登場する“孫悟空”。鳥山氏が映画キャラをイラストとして描き下ろすのは今回が初めてという。

　同作のチャウ・シンチー監督が、今年7月に来日した際に「孫悟空が最初は人のような感じで、次に小柄な猿になり、最後に大型のゴリラのように姿を変えていく様子は『ドラゴンボール』の影響が大きい」と明かしており、今回、鳥山氏が一足早く同映画を鑑賞する運びとなった。

　鳥山氏は、同作を「予想と常識の壁をはるかに超えてみせる銀河系最強のおもしろさ」と大絶賛。さらにシンチー監督が「先生の手で本作品のイラストを描いていただければこれ以上の幸せはない！」とラブレターを送ったことから、同企画が実現した。

　同作の日本語吹き替え版には、『ドラゴンボール』孫悟空の声優・野沢雅子も出演しているのもファンにとっては気になる点だ。イラストは10日より交通広告としてファンの前に登場する。