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北野武監督、17作目は新境地のコメディタッチ“元ヤクザジジイ”映画 キャスト平均年齢72歳

 北野武監督の17作目となる新作『龍三と七人の子分たち』が来年4月25日より公開されることが5日、わかった。前作『アウトレイジ ビヨンド』とはうって変わり、コメディタッチのストーリーで新境地を切り開く同作には、主演の藤竜也のほか、近藤正臣、中尾彬ら平均年齢72歳というベテラン俳優陣が集結。北野監督自らも出演する。北野監督は「随所にギャグを散りばめ、コメディタッチに仕上げてあるから、世代を超えて楽しめる娯楽作品だな。笑ってくれればそれでいいよ」とコメントしている。

 同作は、引退した“元ヤクザのジジイ”たちと“詐欺集団のガキ”との対決を描く。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長(藤)は、若い者に勝手な真似はさせられないと、引退したものの普通の生活が送れるはずもなく毎日くすぶっていた昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上る。高齢化社会やオレオレ詐欺など、昨今の社会問題にも鋭く切り込んでいく、世代を超えて楽しめるエンターテインメントに仕上がっている。

 引退した元ヤクザ役には超豪華な高齢ベテラン俳優たちが大集結。藤(73)、近藤(72)、中尾(72)のほか、小野寺昭(71)、品川徹(78)、樋浦勉(71)、伊藤幸純(72)、吉澤健(68)が登場。逆境にも負けずに暴れまわる“ジジイ”たちを熱演する。

 北野監督は「今回の作品はメインキャストが高齢なんで、作品の公開日までとにかく元気でいて欲しい。誰かの遺作になっちゃったりしないよう、皆さんの健康が心配でしょうがないね。でも、ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーに象徴されるように、国際的にもジジイたちが大活躍している時代であることを、あらためて思い知れって若者たちに言いたいね」と毒舌メッセージ。

 北野監督作品初出演となる龍三親分役の藤は、「オファーの話を初めて聞いたとき、監督ご本人とは面識もなかったので『出てくれ、出てくれ詐欺』かと思いましたね」。現場については、「僕も長い間、役者をやらせてもらっているので、現場では監督の意向やシーンの流れなど何となく見当がつくんだけど、北野監督はあまり指示を出さないので、自分のアンテナを鋭敏にしないといけない。とても考えさせられました。ジジイたちにはボケ防止にちょうど良かったんじゃないかな」と撮影を終えた感想を語っている。

 同作は、4月28日から6月29日まで撮影が行われ、すでに完成している。



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