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<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>「高血圧」は意外な病のシグナルだった!

 長引く体の不調を解決するため、診断や治療について主治医とは異なる別の医師に意見を求める「セカンドオピニオン」。主治医からの紹介状が必要で、自費診療が原則となるが、思わぬ原因や解決法が判明することもある。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、「長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります!〜名医のセカンドオピニオンSP 12〜」から、セカンドオピニオンで原因が判明し、適切な治療により症状が改善した2つの事例を紹介。セカンドオピニオンの必要性を探っていく。

■腰痛を引き起こした意外な部分の異常

 最初の悩みは日本人の約4人に1人が抱えていると言われる国民病「腰痛」。子育てを終えた専業主婦、S・Yさん(64歳)は、腰から両ももにかけて電気が流れるようなしびれと痛みを感じ、近所の整形外科で検査を受けたところ、神経が通る脊柱管が狭くなることで神経を圧迫し、腰痛などの症状を招く「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」と診断された。さっそく薬による治療を受けたところ、初めこそ症状が治まったものの、やがて痛みやしびれが元通りに。そればかりか、症状は悪くなる一方で、ついには足の感覚がほとんどなくなり、まるで他人の足のように感じられるまでになってしまった。

 そこでセカンドオピニオンを仰ぐため腰痛治療のスペシャリスト・駒形正志先生(厚生中央病院 脊椎脊髄外科部長)のもとを訪れたところ、先生は腰ではなく胸の骨、胸椎を調べ始めた。その結果、意外な病が潜んでいることが分かったのだ。病名、「胸椎黄色靱帯骨化症(きょうついおうしょくじんたいこっかしょう)」。胸椎の背中側にある黄色靱帯が骨のように固く大きくなることで脊髄を圧迫し、様々な症状を引き起こす病だ。そんな病を先生が見抜いた最大のポイントが、太ももの上部に痛みやしびれが起きていたこと。この部分に神経症状が出ている場合、第一腰椎付近から伸びる神経の異常か、もしくはそれより上の脊髄自体に異常が起きていると考えられるという。病名が分かったS・Yさんは、手術で骨化した靭帯を除去。以前と変わらぬ日々を送れるようになったという。

■高血圧を引き起こしたのは高齢者に多いあの病

 続いては、50歳以上の半数以上が抱えていると言われる「高血圧」。専業主婦のY・Kさん(69歳)は、健康診断で生活習慣による高血圧と指摘され、降圧剤による治療と生活習慣の改善を始めた。すぐに血圧は正常値に戻ったが、1年後、再び高血圧に加えて、便秘とめまいに襲われるようになった。そこで、高血圧治療の名医・原田和昌先生(東京都健康長寿医療センター 副院長・循環器内科)の診察を受けたところ、朝の血圧が高く夜はほぼ正常であること、字が汚くなったこと、変な夢をよく見ることなどから、特殊な脳の検査を受けた結果、なんと「認知症」と判明。Y・Kさんの場合は認知症の中でも、日本人に2番目に多い「レビー小体型認知症」の初期ということがわかった。

 近年の研究によって明らかになってきたのだが、この病の最大の特徴は、脳の認知症状より前に全身にさまざまな症状が現れる場合も多いということ。特にこの病の初期に起こりやすいと言われているのが、自律神経の異常だ。自律神経に異常が起きた結果、自律神経がコントロールしている血圧や腸の動きに異常をきたし、高血圧やめまいの症状がおこっていたのだった。幸いなことに病が初期の状態で発見されたため、病の進行をとどめる治療薬が処方された。

 肩こり、腰痛、息切れなど、病院に行ってもなかなか治らない不調に悩まされている人は、この機会に「セカンドオピニオン」を受けてみてはいかがだろうか。

「みんなの家庭の医学」番組HP

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