テレビや映画、雑誌で引っ張りだこの活躍を見せているモデルで女優の山本美月。自ら漫画やアニメ、コスプレ好きを公言し、等身大の自分を飾ることなく表現していて好感度も上昇中だ。動画配信サービス「dビデオ」で配信中のオリジナルドラマ『今日からヒットマン』では、裏社会でしたたかに生きる小悪魔キャラに挑み、「ない色気を必死に引き出した」とアピールしている。

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　同作は、むとうひろし氏の同名漫画（日本文芸社『週刊漫画ゴラク』所蔵）をドラマ化（全4話）。俳優・要潤が演じるサラリーマン・稲葉十吉が、闇組織の抗争に巻き込まれ、伝説の殺し屋として名高い「二丁」の名を継ぐことになり、絶体絶命のピンチを、営業で培った機転と話術、即席で得た銃の知識だけで凶悪な殺し屋たちに立ち向かう。

　ドSでセクシーな二丁の相棒・ちなつ役に起用された山本は「なんで私にこの役？と思いましたけれど、自分でも役について考えて、ない色気を必死に引き出したつもり（笑）。ちょっと大人の山本美月を観ていただきたいな」。

　2009年に『第1回東京スーパーモデルコンテスト』のグランプリ受賞を機に芸能界入りし、同年から人気ファッション誌『CanCam』（小学館）専属モデルに。2011年にドラマ『幸せになろうよ』（フジテレビ）で女優デビュー。モデルの仕事と並行して、今年公開の映画5本に出演し、7月期のドラマ『アオイホノオ』（テレビ東京）では連続ドラマ初ヒロインを務め、10月期のドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』（日本テレビ）にも出演中と、めざましい活躍ぶりだ。

　本人に浮かれた様子は微塵もなく、かといって謙遜しすぎることもない。地に足の着いた状態で「一つひとつの作品にしっかり向き合えていると思う」と充実の表情。「モデルの仕事はリラックスしてできるのに、お芝居の現場ではまだ緊張して肩に力が入ってしまう。まだまだ、今は勉強中なので一つひとつ大事に、ちゃんと集中してやっていきたいと思っています」と意欲的に語っていた。

　モデルとして先にブレイクしたが、もともと女優志望。「『ヒットマン』の続編があったらもっと動きのあるアクションにも挑戦したいですし、少女漫画のような胸がキュンとするピュアな恋をしている役もやってみたい。いろんな人物になれるのが楽しいですね」。

　「dビデオ」は、ドコモ以外のユーザーもテレビ、パソコン、タブレット、スマートフォンで視聴可能。月額500円（税抜）で、映画、テレビ作品、アニメ、音楽など約2万タイトルが見放題。http://video.dmkt-sp.jp