AKB48の川栄李奈（19）が8日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われたチームA公演に復帰を果たした。同劇場のステージに立ったのは5月25日の握手会襲撃事件後初で、公演出演は5月18日以来4ヶ月20日（143日）ぶり。満員250人の観客に「りっちゃん、おかえりー」と温かく迎えられた川栄は「ただいま！」と元気いっぱいにあいさつした。

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　序盤の全体曲4曲をハツラツとパフォーマンスした川栄は、事件で負傷した右手でマイクを握り、左手で客席にぶんぶん手を振ると「お待たせしました。4ヶ月半ぶりくらいです」と満面の笑み。「思い切り時間があったら何がしたい？」というMCのお題には、「4ヶ月半暇だったので、長い休みはもういい。働きたい！　遊びたい！　チームAでどこかに行きたい！」と心にためこんできた気持ちを吐き出した。

　12日からは川栄が出演する宮藤官九郎脚本のTBS系ドラマ『ごめんね青春！』（毎週日曜　後9：00）がスタートするが、同作をアピールしようとした宮脇咲良（HKT48兼）は「日曜9時は、川栄さんが主演の…」と言い間違え、川栄は「主演じゃない。ちょい出演！」と大慌て。宮脇はさらに、タイトルを『さよなら先生』と間違えるとメンバーから総ツッコミを受け、劇場は和やかな空気に包まれた。

　川栄は7月12日の日本テレビ系音楽特番でステージ復帰。心身の回復状況を鑑み、当初は1曲のみと出演時間も限られていたが、8月の東京ドーム3日間公演などを経て、医師がGOサイン。9月中旬から公演復帰のタイミングを見計らっていたという。

　アンコールでは「劇場公演に復帰して、こんなにすごいコールや目線をいただいてうれしい」と復帰初日を振り返り「これからも劇場公演を大切に、元気にやっていきたいと思います」と宣言した。

　なお、同握手会で負傷した同じチームA所属の入山杏奈（18）は6月30日の公演前、私服にギプス姿でファンにあいさつしたが、関係者によると、まだ公演復帰のめどは立っていないという。