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欧州から“逆輸入”で日本デビューしたデス・メタル・バンド

 メロディック・デス・メタル・バンド、GYZE(ギゼ)のアルバム『ファッシネイティング・ヴァイオレンス』が9/15付12地区別週間ランキングの北海道地区では57位と注目を集めている。

写真左よりRyoj(i G&Vo)とShuj(i Ds)、Aruta(B&Vo)。10月24日より、レコ発ワンマンツアーを開催。ツアーファイナルとなる11月26日東京・TSUTAYA O-WEST公演では、チケット代を設定せず、投げ銭方式を採用している

写真左よりRyoj(i G&Vo)とShuj(i Ds)、Aruta(B&Vo)。10月24日より、レコ発ワンマンツアーを開催。ツアーファイナルとなる11月26日東京・TSUTAYA O-WEST公演では、チケット代を設定せず、投げ銭方式を採用している

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 09年5月、Ryoji(G&Vo)とShuji(Ds)の篠本兄弟を中心に、札幌で前身バンドを結成。札幌のエクストリーム・シーンに新風を吹き込む。その後、東京へ拠点を移してバンド名をGYZEに改名した。12年、世界最大級のメタルフェス「Wacken OpenAir」への出場をかけた日本予選イベント「METAL BATTLE JAPAN」決勝ラウンドへ進出し、惜しくも優勝を逃したものの、その実力は広く認知されることとなった。

 13年6月、1stアルバム『FASCINATING VIOLENCE』をイタリアのCoroner Recordsからリリースし、日本のHR/HM輸入盤チャートを席巻。その日本盤となる本作は、12地区別ランキングの北海道地区で57位にランクインしている。

 好セールスの理由を、ビクターエンタテインメント洋楽部の担当者は「篠本兄弟が札幌出身であり、前身バンドも札幌を中心に活動していたこともあり、シンパが非常に多いこと。また、10月からのレコ発ワンマンツアーでも東京・大阪・名古屋に加えて札幌でライブを行うなど、地元を大切にしているのも理由の1つだと思います」と語る。

 プロモーションについては、“日本のバンドでも、欧州のHMバンドと遜色ないクオリティで対等に戦えることを証明した作品”という点を大きく打ち出した。

「アー写の撮り方1つにしても、洋楽的な、言うなればアーティストの逆輸入的な見せ方をしています。彼らはとてもフォトジェニックなので、今までは女性ファンが多かったのですが、それにより硬派なHMファンにも訴求できたと思っています」

 今後は、「まずパフォーマンスを観てもらうことを主眼に活動し、どんどんシンパを増やし、HMファン以外のV系女性ファン、男性ファンを取り込んでいきたい」という。華麗なルックスと高い演奏力を持ち、激情的なライブパフォーマンスで魅了するGYZE。次代のシーンをけん引していく要注目バンドだ。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年9月29日号掲載)

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  • アルバム『ファッシネイティング・ヴァイオレンス』12地区別の順位(グラフ)

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