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【マッサン】ウイスキーづくりに生涯をかける夫婦の愛と冒険の物語

 あす29日よりNHK連続テレビ小説『マッサン』がスタートする。俳優の玉山鉄二(34)とシリーズ第91作目にして初の海外からのヒロイン、シャーロット・ケイト・フォックス(29)が演じるマッサンとエリーの主役夫婦が織りなす、愛と冒険の物語。ドラマのモデルとなった日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝さん(1894−1979年)は、27日まで放送された吉高由里子主演の『花子とアン』のモデルとなった村岡花子さん(1893-1968年)と同時代を生きた人物だ。

9月29日スタートの連続テレビ小説『マッサン』に主演する(左から)シャーロット・ケイト・フォックス、玉山鉄二(C)NHK

9月29日スタートの連続テレビ小説『マッサン』に主演する(左から)シャーロット・ケイト・フォックス、玉山鉄二(C)NHK

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 同ドラマの主人公・亀山政春(マッサン)は、広島・竹原で代々造り酒屋を営む亀山家の次男坊。醸造学を学びに大阪に出てウイスキーに魅せられる。1918(大正7)年、ウイスキー製造技術を学びにスコットランドへ単身渡り、異郷の地で悪戦苦闘する中、エリーと出会う。二人は恋に落ち、周囲の猛反対のなか結婚。「日本で国産ウイスキーをつくる」という夢を実現させるため、エリーを連れて帰国するが、国産初のウイスキー製造への道ははるか遠く、何度も苦境に立たされる。

 そんなマッサンを持ち前の明るさで、どんなにつらくとも笑顔を絶やさず、揺るぎない愛で支えていくのが妻のエリーだ。母の猛反対を涙ながらに振り切り、日本にやって来たエリーだが、“外国人の嫁”は歓迎されず、文化の違いから誤解され、良かれと思ったエリーの行動は、かえって騒動を巻き起こしてしまう。それでも、エリーの澄んだまなざしは、日本人の中に美徳を見いだし、日本を好きになっていく。

 この主役夫婦を取り巻く個性豊かなキャラクターを演じる共演者も興味深い顔ぶれがそろっている。マッサンの師となりライバルとなる鴨居欣次郎役に堤真一。エリーと厳しく対峙(たいじ)するマッサンの母親・亀山早苗役に泉ピン子。マッサンが最初に勤める酒造会社の人情派社長・田中大作役に西川きよし。大作の娘であり、エリーの宿敵ともなる優子役に相武紗季らが出演する。

 王道にして斬新なストーリーを紡ぐのは、脚本家の羽原大介氏(49)。映画『パッチギ!』や『フラガール』のヒット作で知られ、同局ではドラマ『とんび』『かすてぃら』などを手がけている。音楽は、映画『わが母の記』(2012年)で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少で受賞した新鋭・富貴晴美(29)が担当。そして、中島みゆきが優しく、力強く歌い上げる主題歌「麦の唄」が、日本の朝に元気を届けていく。

【放送時間】
総合:月〜土 前8:00〜8:15、後0:45〜1:00(再)
BSプレミアム:月〜土 前7:30〜7:45、後11:00〜11:15(再)/毎週土曜 前9:30〜11:00(1週間分)

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