尾田栄一郎氏原作の人気アニメ『ワンピース』（毎週日曜　前9： 30　フジテレビ系）に、ルフィ、エースと幼いころを一緒に過ごし、義兄弟の杯まで交わしたサボが初登場し、声優の古谷徹が演じることが26日、わかった。28日放送回に「謎の男」として、その正体を明かさずルフィが参戦している大会に現れる。

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　サボについては、8月30日に同局系で放送されたアニメ放送15周年特別作品 『ワンピース“3D2Y”　エースの死を越えて！ ルフィ仲間との誓い』のラストカットでエースと白ひげの墓前に立っている姿が放送されたことでファンの間では話題になっていた。

　古谷は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役、『聖闘士星矢』星矢役、『美少女戦士セーラームーン』シリーズのタキシード仮面／地場衛役など、数々の作品に出演してきたベテラン声優だが、今回、オーディションが極秘に行われ、声だけを聴いた原作者の尾田氏が「サボには古谷さんしかいない」と太鼓判を押したという。

　古谷は「非常に人気のあるカッコいいキャラクターを演じられることになり、とってもうれしい思いでいっぱいでした。それと共に大きな責任を感じました。世界に誇れる作品を支えるクルーの一員として、多くのファンの皆さんの期待に応えるよう、声優生命を賭けて全力で演じるつもりです」と意気込んでいる。

　麦わらの一味が王下七武海・ドンキフォーテ・ドフラミンゴとその海賊団であるドンキフォーテファミリー、さらには海軍大将にも挑んでいる白熱のドレスローザ編。死亡したと思われていたサボの出現によってますます盛り上がりをみせることは間違いない。当面はルフィが変装した「ルーシー」として登場し、サボの全てが明かされていく。