お笑いコンビ・ナインティナインがパーソナリティを務める深夜の人気ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』（毎週木曜　深1：00　ニッポン放送）が26日午前3時、最後の放送を終えた。ラジオ史に残る人気番組も放送回数1013回、20年半の歴史に終止符を打ち、来月から後継番組でパーソナリティを務める岡村隆史は、新番組へ意気込みを語った。

　放送開始47年を迎えた深夜ラジオの代名詞『オールナイトニッポン』において、パーソナリティ歴代最長記録を持つナイナイ。1990年にコンビ結成後、東京に拠点を移した94年4月に放送開始。彼らの芸人人生とともに歩み、数々の名場面を生み出してきた。

　最終回には、放送局のある東京・有楽町に多くのファンが駆けつけ、ブースには歴代スタッフも集結した。懐かしい顔ぶれに見守られるなか、最後の2時間も“いつもどおり”のトークを繰り広げ、岡村は「スタッフの方々、リスナーの方々に感謝です。皆さんのおかげで20年もやらせていただきました」と感慨深げ。

　来週10月2日深夜より同枠で『ナインティナインの岡村隆史のオールナイトニッポン』として“ピン”で続投する。相方・矢部浩之に向けて、「矢部さんはきょうで最後になりますけど、またいつでもしゃべりたいことや報告があったら遊びにきてくださいね。どっかのDJに無視されたとかムカつくことあったら、いつでもしゃべれる場がありますので」と呼びかけた。

　さらに岡村は、自身が休養していた2010年7月から11月の間、一人で同番組を守り続けた矢部に「少なからず僕が休んだ半年はやらせていただきます。どんなに暴言吐いたとしてもやらさせていただきますので」と決意表明。矢部が「1クールで終わらないようにね」とチクリとエールを送ると、「はい」と言葉に力を込めた。