歌手の倖田來未やTRFらが13日、台湾・台北 南港101文創会館で開催された『a-nation』史上初の台湾公演に出演した。アンコールで倖田の人気曲「キューティーハニー」をTRFとコラボレーションし、「みんなも一緒に〜！」と4000人の観客と一緒に、決め台詞の「ハニーフラッシュ」で沸いた。倖田とTRFは、日本でコラボレーションをしたことはあるが、台湾では初披露となった。

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　トリを務めた倖田は、8月16日に同会場で、ツアーファイナルを迎えたばかり。アンコールで倖田は、「あっという間にライブが終わってしまった」と名残惜しそうに語り、「今日は『キューティーハニー』をスペシャルバージョンでやります」とTRFのメンバーを呼び込み、大歓声が沸き起こった。ライブでは、人気曲「愛のうた」やダンスナンバーの「POP DiVA」、「Poppin love cooktail」を歌唱し、「台湾のみんなありがとう。また来るよ〜！！」と再会を約束した。

　トップバッターで登場したGENERATIONS from EXILE TRIBEは、デビュー曲「BRAVE IT OUT」や「ANIMAL」で会場を温め、「365日のラブストーリー。」を歌唱したソナーポケットは日本から駆け付けたファンに「心強い」と感謝し、「名前だけでも覚えて帰って下さい」とアピール。KREVAは、「オレの歌知らないと思うけど、大丈夫。教えるから安心して！」と「Na Na Na」の掛け声をレクチャー。観客も一緒に手を振り、アウェイな状況でも会場を盛り上げる様は、さすがのひと言につきる。

　台湾で発売したアルバムが、4作連続総合ランキングで1位を記録したw-inds.は、アジア諸国でライブを行っており、台湾での人気も高い。昨日、台北松山空港入りした際は、5年ぶりの台北ライブとあって、多くのファンが詰め掛けた。ライブでは、w-inds.が登場すると悲鳴にも似た歓声が沸き起り、「久しぶりに会えて嬉しい」（橘慶太）とメンバーも感激。ダンスナンバーの「Let get it on」や「キレイだ」、米人気歌手のエリック・ベネイのカバー曲「夢で逢えるのに〜Sometimes I Cry〜」などの新旧のヒット曲で、台湾ファンを虜にした。また、17年ぶり2度目の訪台となったTRFは、大ヒット曲「EZ DO DANCE」や「survival dAnce」を歌唱し、デビュー以来、常に進化続けるパフォーマンスで魅了した。

　このほか、毎年夏に開催されている『a-nation』と『GirlsAward』のコラボレーション・ファッションショー『a-nation ＆ GirlsAward island collection』の台湾公演も行い、日本からは藤井リナや紗栄子のほか、大石参月ら7名の人気モデルが、台湾からはNemiやSammy、Sonyaが出演した。

　今年で13年目を迎える音楽イベント『a-nation』が、「日本のエンタテインメントをアジアへ」をテーマに初の海外公演を台湾とシンガポール（10月18日　マスターカード シアターズ マリーナ ベイ サンズ）で開催。国内最大級の夏フェスが初上陸することで、現地でも話題となっていた。