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滝藤賢一、『半沢』で注目されるも「僕はブレイクしていない」

 社会現象となったドラマ『半沢直樹』(TBS系)に出演し、その鬼気迫る演技で強烈な印象を残した俳優・滝藤賢一。4月期には初主演ドラマ『俺のダンディズム』(テレビ東京系)も放送されるなど、活動の幅を更に広げる彼にインタビューを敢行。若手時代の苦労話や『半沢』以後、自身に起きた環境の変化などを真摯に語ってくれた。

■苦節○年って言うけど、僕は全然苦労したとは思わない

――滝藤さんは1998年に仲代達矢さん主宰の無名塾に入り、99年に舞台『どん底』でデビューされてから、これまでに多くの作品に出演されて来ました。お世辞ではなく、良質な作品には必ずと言っていいほど出演されている印象があるんですよ。数えたらキリがないくらい。
【滝藤】ありがとうございます。殆ど1シーンとかですけど(笑)。

――いやいや。その1シーンが強烈な印象を放つから今日の滝藤さんがあると思います。ただ、生活面では若いころはやはり苦労もされたんですよね?
【滝藤】うーん。でも、あまりなかったですよ。まぁ、無名塾の時に2日食べなかったときはありましたけど……それくらいですよ。

――もちろんそれは役作りのためではなく(笑)。
【滝藤】食べなくても割と平気でした。だから、ガリガリの僕が無名塾の辺りを歩いていると、近所の畑のおばちゃんが「トマト食べなさい」ってくれたり(笑)。

――でも、それを苦しいと感じたことはなかった。
【滝藤】全然なかったですね。よく大成された方を苦節○年って表現されますけど、周りの方が言ってくれるだけで、たぶん本人は苦節とは思ってないと思うんですよ。僕は全然苦労したとは思わなかった。だって、無名塾って演劇界の東大らしいですよ。役者にしたらエリートですよ、苦節というより(笑)。

――そうですよね。
【滝藤】仲代さんから直接教わって、しかも役まで頂ける。そういう恵まれた環境のなかでずっと来ましたから。今は妻もいて子供も4人いて。ありがたいことに役者としても食べていける……だから、僕はずっと幸せな人生を送ってきたと思いますね。

■『半沢』の影響は大きい、でも僕は“ブレイク”していない

――そして、昨年は社会現象にまでなった『半沢直樹』に出演されて、その地続きとして『俺のダンディズム』でとうとう主演を務めるに至りました。やはり『半沢直樹』の影響の大きさを実感するときはありますか?
【滝藤】そうですね。この間オーストラリアに行ったら、現地にお住まいの日本人の方々から「半沢の人ですよね?」って(笑)。海外でも言われるって、『半沢直樹』ってどれだけ凄いんだって思いましたよ!

――その周囲の騒ぎっぷりについてどう思います? やっぱり戸惑いを覚えたりも?
【滝藤】いえ、戸惑うほどではないです。「半沢の人でしょ?」って言われるだけで、僕の名前なんか出てきませんから。ですから、まだまだだなって(笑)。

――ブレイクの実感はないと(笑)。
【滝藤】ブレイクの実感って皆さんどう感じるんですかね? 堺(雅人)さんとか感じたことあるのかなぁ。

――そうですねぇ……テレビや映画などへの露出の変化とか、あとは金銭面とか(笑)。
【滝藤】アハハハハ! 金銭面は変わらないですよ。子供も4人もいるし。もう大変(笑)。

――たしか、ドラマ『外事警察』(2009年NHK総合)に出演されるまでバイトを続けていたんですよね?
【滝藤】そうそう。撮影が始まってスケジュール的に厳しくなってバイトを辞めました(笑)。今はバイトしないでも生活できるし、ありがたいなと思います。でも、ホントにここからだと思いますよ。人間生きていれば一度位はブレイクの瞬間ってあると思うから。その上で役者として生き残れるかがどうかに掛かってくると思うので。

――滝藤さん自身、やっぱり現状ではブレイクしていないと考えているんですね。
【滝藤】ブレイクの実感はないですね。ただ、ネットニュースに自分の話題が出ているのを見て「え!?僕のこと?」って驚いたことはありました。僕に4人目の子供が生まれるって記事見て、世間の方にとってはどうでもいいことじゃないかなって(笑)。

――いいのか!?この記事内容でと(笑)。
【滝藤】私事で申し訳ない気持ちでした。ブレイクを実感するより、日本ってなんだかんだ言っても平和なんだな〜っということを実感しましたよ(笑)。



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