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大沢たかお主演、半世紀前の東京五輪招致舞台裏をドラマ化

 俳優の大沢たかおが、フジテレビ開局55周年スペシャルドラマ『東京にオリンピックを呼んだ男』(10月11日放送、後9:00〜11:55)に主演する。敗戦によるダメージが日本全体を覆っている中、1964年オリンピックの東京招致に奔走した男たちの知られざる物語。原作は『金融腐蝕列島』シリーズなど、綿密な取材に基づいた骨太な作品を世に送り出している高杉良氏の同名小説(光文社刊)。

フジテレビ開局55周年記念スペシャルドラマ『東京にオリンピックを呼んだ男』(10月11日放送)の場面カット。主人公・フレッド和田勇役で主演する大沢たかおと妻・正子役で共演する常盤貴子

フジテレビ開局55周年記念スペシャルドラマ『東京にオリンピックを呼んだ男』(10月11日放送)の場面カット。主人公・フレッド和田勇役で主演する大沢たかおと妻・正子役で共演する常盤貴子

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 大沢が演じる主人公・フレッド和田勇は、日系2世として苦労して育ち、米・ロサンゼルスで始めたスーパーマーケット事業を成功させた実業家。ある日、全米水泳選手権大会に出場するために渡米してくる日本人選手たちを家で預かることになり、敗戦後の日本に勇気と熱狂を与えた水泳“フジヤマのトビウオ”の活躍を陰で支え、やがてオリンピックを東京で開催するために世界を奔走する。

 実在した人物を演じる大沢は「“過去にこういう人がいました”ということではなくて、50年前にも今と同じように努力した一般の人が居たということを描くことによって、見てくれる方が“次の2020年の東京オリンピックをどう迎え入れればいいのか?”ということを考えたり、“オリンピック招致の裏側”を垣間見たりできればいいなと思います。過去のものというよりも未来につながる作品にすることが、和田さんに対して自分ができる精一杯のことかなと思います」と思いを語る。

 その他の出演は、主人公を献身的に支える妻・正子役に常盤貴子。日本の水泳チームの威信を取り戻し、オリンピックの誘致活動をする東京都議会議員・北島義彦役に萩原聖人。オリンピック招致へ向けひたむきに努力するJOC委員・八田一郎役に小澤征悦。日本水泳チーム“フジヤマのトビウオ”の選手・橋爪四郎役に勝地涼、古橋廣之進役に中尾明慶。日本水泳チーム監督・清川正二役に光石研。橋爪の母親役に泉ピン子。招致活動を取材するNHK解説委員・平沢和重役に橋爪功。さらに北島とともにオリンピック招致を目指し、和田を誘致活動へ誘う日本水泳連盟会長・JOC総務主事・田畑政治役に西田敏行

 羽鳥健一プロデューサーは「当時のアメリカや中南米での様子を忠実に再現するべくニュージーランドでのロケも敢行し、見応え十分で感動的な、そして“6年後に日本にオリンピックがやってくる!”というワクワク感をお伝えします」とアピールしている。

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  • フジテレビ開局55周年記念スペシャルドラマ『東京にオリンピックを呼んだ男』(10月11日放送)の場面カット。主人公・フレッド和田勇役で主演する大沢たかおと妻・正子役で共演する常盤貴子
  • 約10日間に及ぶニュージーランドロケを敢行

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