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過激なコスプレイヤーも 世界最大のポップカルチャー祭典“コミコン”レポート

 世界中のポップカルチャー・イベントのなかでも最大規模といわれているのがサンディエゴで開催されるコミコン。アメリカだけでなく世界中からコスプレイヤーが集結し、会場を豪華絢爛(!?)ににぎわせる。今年は7月24日〜27日まで開催され、来場者数は13万人を超えた。そんな一大イベントの模様を現地からレポート。

アメコミファンでにぎわうサンディエゴのコミコン会場にて

アメコミファンでにぎわうサンディエゴのコミコン会場にて

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 名物にもなっているコミコンでのコスプレ。今年は、75周年を迎えたバットマンとスーパーマンのほか、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ジョーカー、ベインなどメジャーなアメコミキャラクターのコスプレイヤーが目立った。女性キャラクターでは、カラフルでオリジナルのアレンジによる個性を出しやすいハーレクイン、ワンダーウーマンが人気だったようだ。

 男女ともに衣装の肌の露出が多くセクシーで華やか。完成度の高いものからそうでないものまでさまざまだが、子連れのファミリーコスプレイヤーも多く、家族で一緒にコスプレを楽しんでいる様はアメリカならではの健康的で明るい雰囲気。

 アメコミイベントとしてスタートしたコミコンは、今やハリウッドのメジャースタジオやネットワークテレビ局が重要な宣伝拠点として位置づけるほどの一大イベントに成長し、世界中のマスコミの注目を集めている。会場の大ホールでは、大作映画やテレビドラマのキャスト、監督らが多数登壇し、初公開の映像などとともに製作状況を報告。あっと驚く情報がこの場で解禁になることも多い。

 今年のメジャースタジオのプレゼンの目玉は、2015年4月の公開が発表されている『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』からロバート・ダウニーJr、ジェレミー・レナー、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、サミュエル・L.ジャクソン、クリス・エヴァンスら豪華アベンジャーズメンバーが集結。今年12月公開の『ミュータント・タートルズ』からはミーガン・フォックス、ウィル・アーネットら、2016年公開予定の『バットマン v スーパーマン:ドーン・オブ・ジャスティス』からはベン・アフレックが登場し、トークイベントを大いに盛り上げた。現在公開中のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の続編製作の発表もこの場で行われた。

 また、こうした大ホールでのプレゼンのほかにも小会議室では、ヒーローを科学的に分析するトークショーや、強い女性キャラクターについてのパネルディスカッション、ヒーローカルトクイズなど数多くのカンファレンスが開催され、コアなファンでにぎわっていた。

 イベントのメインとなる展示エリアでは、各スタジオがそれぞれのブースで実物大のキャラクターフィギュアやアイテム(車やバイクも!)を展示するほか、次期シリーズのコスチュームも披露されるなど、貴重な情報が盛りだくさん。また、ブース内に設けられたステージでも、最新映像のプレゼンやクリエイターのトークショーやサイン会、コスプレイベントなどが開催され、どこも大盛況だった。

 とくに人気があったブースは、歴代マスクやコスチュームの変遷など75周年を迎えたバットマンの展示が充実したDCコミック、新作『アベンジャーズ』でブラックウィドウが乗るバイクも披露したマーベル・スタジオ、『スターウォーズ』の限定グッズ販売もあったルーカスフィルム、スパイダーマンの精巧な実物大ブロックが人目を引いたレゴなど。

 そのほか、T-シャツやフィギュア、玩具などのグッズ販売ブースはどこも黒山の人だかり。日本からも、『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』、『NARUTO -ナルト-』などの巨大キャラクターパネルが目立った集英社、『ストリートファイター』『モンスターハンター』のゲーム対戦イベントやキャラクター展示がファンを集めたカプコンなどのブースがにぎわいを見せていた。

 各ブースでは、ふだんは会えることのないスタジオのクリエイターやスタッフと来場者が気軽に話をしている場面もあちこちで見かけられ、ファンにとっては幸せな時間になったことだろう。いちど訪れれば、世界最大のポップカルチャーイベントの興奮と楽しさからはもう逃れられないかもしれない。

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