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カンニング竹山、ドラマで存在感も「興味本位で役者はやらない」

 お笑いの世界から俳優へと仕事の幅を広げる芸人は少なくないが、カンニング竹山もその一人。今年は朝ドラデビュー(NHK連続テレビ小説『花子とアン』)を果たし、7月期のテレビ朝日系ドラマ『信長のシェフ』(毎週木曜 後7:58)にも徳川家康役で出演中。それぞれの作品で独特の存在感を放っている。今後の意欲を聞くと、竹山は「今以上に色気を出したら失敗すると思いますね。むやみやたらに興味本位で役者はやらない」と謙虚に答えた。

ドラマ『信長のシェフ』で徳川家康を演じるカンニング竹山(C)テレビ朝日

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 ドラマの現場は「楽しいですよ。知らないことがたくさんあるから発見の連続で。昔、漫才を始めたばかりの頃を思い出します。基礎を覚えてだんだんうまくやれるようになって、お客さんにウケ出して…みたいな楽しさは感じています」。

 その一方で、『信長のシェフ』の撮影中、監督から「セリフだけは覚えてこい!」とダメ出しされたこともあったという。「セリフは覚えていこうと心に誓いました」と反省し、「僕のこの風貌ありきの芝居はできるけど、その先の演技を追求することは無理だと思うんですよね」と冷静に受け止めた。

 “狸親父”と相場が決まっている家康役に竹山は意外とハマっている。主演の玉森裕太(Kis-My-Ft2)は「イメージにピッタリだと思いました」と絶賛する。

 起用理由について、『信長のシェフ』の大江達樹プロデューサーは「徳川家康は一般的には『鳴くまで待とうホトトギス』といわれますが謎なところも多く、二百数十年の太平の世の礎を築いた懐の深い人物です。竹山さんはキレ芸を持ってる反面、非常に温厚で優しい性格が知られていますし、理知的な一面も見せています。家康の何を考えているか分からない懐の深さは、竹山さんの天性の多面性や存在感ので表現できるのではないかと思いました」と説明した。

 ちなみに、竹山に喝を入れた田村直己監督は「次の撮影から完璧にセリフを覚えてきたのはさすがです。第6話(14日放送)には、その時の竹山さんの命がけな感じが出ていると思います」とフォロー。第6話は、家康が武田信玄に大敗したことで有名な戦、三方ヶ原の戦いがモチーフの一つになっており、「『信玄から家康を助けるのじゃ!』という信長の無茶ぶりにケンは料理で解決することができるのかが見どころ」(玉森)。

 竹山も「基本的に史実に基づいたドラマなので、気軽に観ながら知らず知らずのうちに歴史的なことも頭に残る。玉森裕太くん演じるケンの料理を絡めて歴史が動いていくところがSFっぽくて、面白いところ。料理のクオリティーもものすごく高くて、撮影で食べさせていただきましたけど、美味しかったです!」と話していた。

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