AKB48が8日、千葉・幕張メッセで握手会とともに、姉妹グループを含めた総勢245人が参加した『AKB48グループ夏祭り』（8月8日〜10日）を初開催した。祭りにふさわしく、メンバー発案の出し物や対決企画を行ったほか、縁日ブースにメンバーが登場し賑わいをみせた。

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　同イベントは広大な国際展示場ホール1〜8までを使用し、午前10時からスタート。握手会スペースのほか、1万人収容のAステージ、5000人収容のBステージ、1000人収容のCステージ、縁日や飲食ブース、櫓や提灯も用意され、夏フェスさながらの盛況ぶり。

　Aステージでは柏木由紀、渡辺麻友がバンド生演奏でソロライブを行ったほか、カラオケ大会ではTRFになりきった柏木（YU-KI）、峯岸みなみ（SAM）、HKT48の指原莉乃（DJ KOO）が「EZ DO DANCE」を披露するなど盛り上げた。Bステージでは主にじゃんけん大会の予備戦が行われ、Cステージはアニメコスプレライブ、ぽっちゃり体形の島田晴香vs茅野しのぶ総支配人の大食い対決、歌へた女王決定戦など、メンバー発案の出し物やマニアックすぎる企画を次々と披露した。

　初日のトリは、バンドをバックに従えたソロライブ4連発。トップバッターの小嶋陽菜はプリンセス プリンセスの「Diamonds」、中山美穂＆WANDSの「世界中の誰よりきっと」を堂々と歌詞カードを手にして歌い、奔放さを発揮。しかし、ノースリーブスの「君しか」、自身の代表曲「ハート型ウイルス」の持ち歌ではカンペなしで面目躍如し、こじはるスマイルでファンを悩殺した。

　続く山本彩（NMB48兼AKB48）は自身もギターを抱え、NMB48のニューアルバム『世界の中心は大阪や 〜なんば自治区〜』（13日発売）に収録されるソロ曲「抱きしめたいけど」、「この夏にピッタリの楽曲」と紹介したNMBのシングル「僕らのユリイカ」など全3曲を歌い、伸びやかな歌声を響かせた。

　指原は、超ミニTシャツ＆超ミニスカートで登場し、「ロックだよ、人生は…」「あゝ無情」「メロンジュース」を披露。6日深夜放送の『AKB48オールナイトニッポン』で、指原が一部で呼ばれている「ゲロブス」というネーミングセンスを秋元康総合プロデューサーが絶賛し、指原が「ゲロブスにも親はいるんですよ」と訴えたやりとりを紹介。しかしラジオの翌朝、母親から「おはよう、ゲロブスちゃん」というメールが届いたとオチをつけ、まさかの母親の悪ノリに「ドン引きした」と笑わせた。

　大トリを務めた総監督の高橋みなみは、ポルノグラフィティの「アポロ」、ゴールデンボンバーの「女々しくて」、相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」などロックナンバーを連発し、ファンとともに飛び跳ねた。ラストは「（大島）優子が卒業して、これから進んでいかなきゃいけない」と決意表明し、大島優子のラストシングル「前しか向かねえ」を熱唱。約12時間にわたる長丁場を締めくくった。

　同イベントは9日、10日も同所で行われる。