人気声優の宮野真守（31）、中村悠一（34）、小野大輔（36）らが2日、都内で行われた劇場版『頭文字D　Legend1-覚醒-』（23日公開）舞台あいさつに登壇した。

　しげの秀一氏の人気漫画『頭文字D』を新たにアニメ映画化する新劇場版。キャストが一新された同作では、主人公の藤原拓海役に宮野、拓海のライバル・高橋兄弟の弟・啓介役には中村、兄の涼介役に小野を起用。この日は、拓海の親友・武内樹役の白石稔（35）、池谷浩一郎役に土田大（42）も出席し、トークを繰り広げた。

　宮野は、新主人公として抜てきされたことについて、「オーディションの話をいただいたとき、びっくりしました。歴史のある作品だったので、原作を読みしっかり役作りをした。何よりプレッシャーが大きかったが、自分らができるものをしっかり作るべく、誠心誠意向かって行こうと決意した」と熱く語った。

　学生の頃、テレビアニメシリーズを観ていたという中村は、「18歳で東京に出てきて、当時、寮に住んでいたので、みんなで観ていた」としみじみ。続いて、小野に話が回ると、宮野が小野の愛称「小野D」と、同作のタイトルをもじり、「小野シャルDさんお願いします」とボケると会場は爆笑に。周りの声優たちも笑いながら「いいね」「小野シャルD、覚醒？」と次々にイジると、小野は「俺が覚醒するわけじゃないからね！」と照れていた。

　小野は「クールで、スタイリッシュでかっこいいという印象だったが、ものすごく熱い作品だった」といい、「しげの先生の絵も熱くて、汗をすごいかいている。この劇場版にも熱さを入れ込みたいと思い演じました」と力説した。

　舞台あいさつにはそのほか、同映画のCGクリエイティブプロデューサー・松浦裕暁氏、現役レースクイーンの春奈めぐみ（23）、荒井つかさ（19）も出席した。