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7月期ドラマ 『HERO』のブランド力に高まる期待

 4月期のドラマは刑事ものや謎解き要素のある作品が多かったが、7月期は人気作の続編やリメイクが多いのが特徴である。前期 が3作だったのに対して、今期は9作にものぼる(期待度調査対象26作品)。

7月期ドラマ期待度ランキング1位の『HERO』に寄せられた主なコメント

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 なかでも注目は、01年に木村拓哉主演で放送された『HERO』の続編が13年ぶりに放送される点だ。さらに66年にドラマ化された 『若者たち2014』も、48年ぶりに新シリーズとして復活。7月期の期待度調査では、この2作が53.1%、39.2%で上位を占めた。

 1位『HERO』は、型破りな検察官を主人公としたヒーロー物語。寄せられたコメントは、「テンポよく楽しめそう」(50代女性/ 京都)、「お馴染みのキャラクターにも期待している」(30代男性/兵庫)など前作からのファンの声が圧倒的に多く、「ぜひ観たい」と答えた割合も1位(23.1%)だった。世代・男女別で見ても、「ぜひ観たい+観たい」と答えた割合はもっとも高く、新ヒロインに起用された北川景子に対して、「新メンバーとしてどう馴染んでいくのか期待」(10代女性/東京)、「いい演技を見せてくれそう」(40代女性/東京)などの期待が寄せられている。

 『若者たち2014』(2位)は、豪華出演者に「うまく絡めば面白そう」(40代女性/京都)という声が寄せられ、「主演以外」部門で1位に。また、藤原竜也、岡田将生が正反対のタイプの刑事を演じる『ST 赤と白の捜査ファイル』(3位)は、「好きな2人がタッグを組むので嬉しい」(10代女性/大阪)、「演技が上手い2人の共演が楽しみ」(50代女性/群馬)と、キャストへの関心がとくに高かった。

 今期は、ヒットメーカーとして活躍する名プロデューサーによる作品がラインアップされていることも特徴で、「相棒」シリーズをヒットさせた『東京スカーレット〜』(TBS)の須藤泰司氏(東映所属)や、「金田一」シリーズ(NTV)を手がける櫨山裕子氏、『パパはニュースキャスター』などを手がけた『おやじの背中』(TBS)の八木康夫氏、「SPEC〜」シリーズをヒットさせた『家族狩り』(TBS)の植田博樹氏などが名を連ねている。一方で、高い関心が寄せられている『HERO』に比較的若手の渡辺恒也氏が抜擢されるなど、ベテラン、若手が入り混じったスタッフの顔ぶれにも注目が集まる。(ORIGINAL CONFIDENCE 14年7月14日号掲載)

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