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YOSHIKI、久々の日本公演に男泣き X JAPAN今秋の日本公演も宣言

 ロックバンド・X JAPANYOSHIKIが16日、ソロでは12年ぶりの日本公演を東京芸術劇場で行い、感極まって男泣きした。リーダーの久々のソロ公演に、X JAPANのToshIらメンバーも集結し「今年の秋、X JAPANは日本公演を行います」と宣言。場内は悲鳴に似た歓声と拍手に包まれた。

ソロでは12年ぶりに日本公演を行ったYOSHIKI

ソロでは12年ぶりに日本公演を行ったYOSHIKI

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 4月からスタートしたワールドツアー『Yoshiki Classical World Tour』で欧米・アジアを回ってたどり着いた10ヶ国目の最終目的地の“故郷”で、YOSHIKIが思わず涙した。各国のローカルソングを披露してきたパートで、YOSHIKIは朝まで悩んだ末に「ふるさと」を演奏。「お帰りなさい!」の大歓声に「帰ってこられる場所があるってホントにいいな…」と男泣きし、「アメリカに住んで20年近く経ちます。毎日毎日、いつダメになるのか、いつあきらめようかと、ずっと思いながらここまで進んできました」と声を詰まらせながら葛藤を打ち明けた。

 10歳で父親を亡くし、10〜11歳でバンドを始めたことを振り返ったYOSHIKIは「こうやって世界で頑張れるのはみんなが応援してくれるから」とX JAPANのメンバーとの出会いとファンに感謝。幼少期の家族写真や生前のTAIJIさん、HIDEさんらのVTRをバックに、HIDEさんへの追悼曲として作曲した「Without You」を演奏すると、客席のあちこちから嗚咽が漏れた。

 2部構成の第1部には、X JAPANのToshlHEATHSUGIZOPATAが集結。Toshlが「こんばんは、X JAPANでございます」とあいさつし、HEATHが「久々に合体したんで、いい話が聞けそうな気がする」とあおると、YOSHIKIが今秋、4年ぶりとなる国内単独公演を発表した。客席からは歓声とともに「どこ?」「いつ?」の質問が飛び交ったが、詳細の発表は持ち越しに。場を盛り上げた4人が退場すると「メンバーにも来てもらって感謝しているというか…リーダーとして引っ張っているようで、実は引っ張られているんだなと最近思う」としみじみしていた。

 同公演では7人の美女ストリングス隊を従え、X JAPANの「Forever Love」「Kurenai」、天皇陛下御即位10年奉祝曲「Anniversary」などをピアノ演奏。VIOLET UKの女性ボーカル、ケイティ・フィッツジェラルドとは、アニメ映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』(21日公開)の全世界主題歌「Hero」も披露した。

 全15曲のラストは「Endless Rain」の大合唱。スタンディングオベーションはいつまでも鳴り止まず、ステージ前に殺到したファンが花束やザックジャパンのユニフォーム、寄せ書きされた日の丸をプレゼント。最後は「ウィーアー!」(YOSHIKI)、「X!」(ファン)の7連発で凱旋公演を締めくくった。

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  • ソロでは12年ぶりに日本公演を行ったYOSHIKI
  • X JAPANのメンバーも駆けつけ、今秋の日本公演を発表した(左からPATA、SUGIZO、HEATH、Toshl、YOSHIKI)
  • ファンからサムライブルーのユニフォームをプレゼントされゴキゲンのYOSHIKI
  • 全15曲を熱演した

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