アーティストにとって重要なプロモーションメディアでもある音楽番組。デジタル放送への移行とともに進む多チャンネル化や、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの多様化など、視聴環境が急速に変化するなか、音楽番組も、どのように視聴者にリーチしていくのか、模索が続く。そうしたなか、4月期では、これまで以上にアーティストにフォーカスし、バラエティ要素も加えた“脱・音楽番組”の傾向が強く見られた。 視聴者が求める音楽番組という視点から、昨今の音楽番組の傾向をまとめると、主に(1)ストーリー・背景にフォーカス、(2)注目が高まるBS・独立局の番組、(3)アーティストによる司会の3点が挙げられるだろう。
2014/06/01