女優の松嶋菜々子が、スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』（米林宏昌監督、7月19日公開）に、高月彩良演じるヒロイン杏奈の養母・頼子役で長編アニメーション映画の声優に初参加する。

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　松嶋は以前、テレビアニメ『ジャングル大帝』（2009年、フジテレビ系）で主人公レオの母親エライザ役を演じたことがあったが、今回は「娘から愛情を疑われているのでは？と心配性になってしまう女性」を演じる。私生活でも2人娘の母である松嶋は「この映画は親子の愛情が描かれていますが、思春期のお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、どなたにも共感できる感覚がふんだんに詰まっています。完成した作品を娘達と一緒に観られたらうれしい」と話している。

　同作は、長年ジブリを支えた宮崎駿氏の引退後、初めて世に出す長編作品。イギリスの同名児童文学（原作：ジョーン・G・ロビンソン）を原作に、舞台を北海道の海辺の村に移し、周りとうまくやれない12歳の少女・杏奈と、彼女の前に現れる謎の金髪の少女・マーニー（CV：有村架純）のひと夏の出会いを描く。

　ほかに、夏の間、杏奈がお世話になる大岩清正役に寺島)進、その妻セツ役に根岸季衣、最愛の夫に先立たれ、悲しみに暮れる老婦人役に森山良子、マーニーが住む湿っ地屋敷の使用人ばあや役に吉行和子、岸辺で湿っ地屋敷の絵を描く、杏奈の憧れの女性・久子役に黒木瞳が出演する。