ドラマやバラエティーなど活躍の場を増やす若手女優の上間美緒（21）。現在放送中の連続ドラマ『花咲舞が黙ってない』（日本テレビ系）、『死神くん』（テレビ朝日系）の出演のほか、バラエティー番組『ギャンブル・ザ・ワールド』（TBS系）の準レギュラーも務める。成長著しい彼女に、求める女優像を聞くと、所属事務所の先輩でもある「杏」の名前を挙げ、撮影現場で感じた“すごさ”を明かした。

【写真】その他の写真を見る

――女優として「花咲舞」や「死神くん」などの話題作に出演してますが、実感はいかがですか？

上間美緒　本当にうれしいです。17歳のときに福岡から上京して4年。高校を中退して東京に来て、最初は友達も全くいなくて、事務所の方とも初対面でやっていましたから、ホームシックもありました。それでも、たくさんの人の協力もあって、いろいろ慣れて、少しずつ成長できたのが大きいですね。地元にいる親も喜んでくれていて、雑誌とかも切り抜いて残しておいてくれてます。

――「花咲舞」では事務所の先輩・杏さんや木村佳乃さんとも共演されていましたが、影響受けました？

上間　とにかく圧倒されました。スイッチの入り方と余裕がすごいなと。お二人ともカメラ回る直前まで素なのに、スタートの合図がかかると、もう役に入っていて、せりふもスラスラ話してる。ものすごい経験積まれてるのを肌で感じました。

　一方で、私はお二人に比べると、せりふも何倍も少ないのに、始まる前からずっと集中してせりふを復唱していることで精一杯。佳乃さんや杏さんは全て頭に入った上で、さらに余裕があって、スタッフへの気配りも含めて全体が見えていて素敵に見えました。朝から夜まで撮影が続いても、疲れる姿も見せないのが本当にすごいなと。

――主演を務める杏さんから学んだことは？

上間　もちろんたくさんありますけど、シーンごとにいろんなパターンを持っていて、すごく念入りにやっているのは勉強になりました。第1話の収録からすでに役のキャラクターを考えたアドリブも入れていたので、余裕のない私からしたら、もう驚きの連続でしたね。常によりよい形を監督さんやスタッフと相談・提案しながらやっている姿は、かっこいいですし憧れます。あと、共演するキャストにせりふの覚え方を聞いて、コミュニケーションを取りながら、さらに向上しようとしていてすごかったです。恥ずかしいですけど、ずっとガン見してましたね（笑）　私もそういう人になりたいと思いました。

――『ギャンブル・ザ・ワールド』では、トーク好きの山崎弘也さんや吉村崇（平成ノブシコブシ）さんとも共演してますが、ドラマと違う刺激はありました？

上間　バラエティーはすっごい緊張しますね。芝居だと自分のせりふが決まってますけど、ある程度の流れしか決まっていないですし、芸人さんがどんどんアドリブで進めるので、対応するのが本当に大変でした。芸人さんは頭の回転やテンポが本当に早かったです。タイミング見てたら、どんどん話が先に進むので、最初はついていけなくて（笑）　緊張が解けてきて、番組を楽しめるようになったのは終わりぐらいでしたね。ドキドキでしたけど、すごい楽しかったのでまたやりたいです。お芝居とは全然違った面白さがあって、いい経験になりました。女優でもバラエティーでも活躍できる人になりたいですね。

――今後の目標はドラマ主演ですか？

上間　それは可能性があれば、ぜひやりたいです。プレッシャーは感じるとは思いますけど。少しづつですけど、物事をいろんな視点から考えられるようにもなってきているので、試してみたいです。でも、まずはドラマのレギュラーを取りたい。そのために、これからも前向きにしっかり頑張っていきます。