18日スタートした人気アイドルグループ・嵐の大野智が主演するテレビ朝日系ドラマ『死神くん』（毎週金曜　後11：15※一部地域で放送時間が異なる）の初回平均視聴率が11.2％（関東地区）だったことが21日、ビデオリサーチの調べでわかった。

　同ドラマは、えんどコイチ氏の同名コミック（集英社文庫）が原作。大野演じる新米死神が、死を迎える人々を見守り交流をしていく中で、生きることの尊さを訴え、そして死神として改めて死に向き合っていくブラックファンタジー。

　第1話では、ルックスにコンプレックスを持ち、友人の引き立て役にされていた女子高校生・福子（大原櫻子）の前に、死神（大野）が「おめでとうございます。お迎えに上がりました」と現れる。福子の余命はあと3日。にわかに自らの運命を受け入れられない福子だったが、やがて自分がやり残したことについて考え始める。

　抗えない運命に友情、無償の愛を絡めた深く切ない見応えのあるストーリーが展開。その深刻さを、死神や桐谷美玲演じる監視係の“監死官”などの非現実的なキャラクターが緩和し、1話完結で見やすく仕上がっていた。今後の展開が期待される。