7月19日公開のスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)が、ジブリ史上初のWヒロインで描かれることが15日までにわかった。声の出演は、女優の高月彩良と有村架純が決定。現在、映画館を席巻しているディズニー映画『アナと雪の女王』もディズニー史上初のWヒロイン。奇しくも日米を代表するアニメーションスタジオがWヒロインを選択した理由とは?
『思い出のマーニー』は、ジブリの大黒柱・宮崎駿氏の引退後、初めて世に出す長編アニメーション作品。『借りぐらしのアリエッティ』の米林監督が4年ぶりに手がける長編2作目となる。イギリスの同名児童文学(原作:ジョーン・G・ロビンソン)を原作に、舞台を北海道の海辺の村に移し、周りとうまくやれない12歳の少女・杏奈と、彼女の前に現れる謎の金髪の少女・マーニーのひと夏の出会いを描く。
昨年公開の高畑勲監督『かぐや姫の物語』に続いて、同作をプロデュースする西村義明氏は、ディズニーと同じWヒロインとなったことについて「偶然」を強調。米林監督が脚本と絵コンテ作りに20ヶ月を費やしていることからも、“偶然”であることに間違いはないだろう。
その上で、西村プロデューサーは、「かつてヒーローが女性を救う映画がたくさん作られた。その後、ヒーローも悩んでいることがテーマになり、女性はヒーローを支える存在になった。そして、今、男性は女性を救えないということに気づいてしまった。女性の悩みは女性にしか解決できない、それがまさに『アナと雪の女王』だったと思う。Wヒロインは時代の必然かもしれない」と分析した。
『〜マーニー』は、ジブリの原点回帰ともいえる「子どもが観て一緒に成長していけるような作品を作りたい」と西村プロデューサー。宮崎監督作品には理想化された女の子が登場しがちだったが、今作のヒロイン・杏奈は思春期の等身大の女の子。彼女に“LINE疲れ”を訴える現代の日本人を重ね、謎の少女・マーニーは『となりのトトロ』のトトロのような存在になるという。子ども向けとはいえ、心の中の思春期をくすぐるような作品になりそうだ。
『思い出のマーニー』は、ジブリの大黒柱・宮崎駿氏の引退後、初めて世に出す長編アニメーション作品。『借りぐらしのアリエッティ』の米林監督が4年ぶりに手がける長編2作目となる。イギリスの同名児童文学(原作:ジョーン・G・ロビンソン)を原作に、舞台を北海道の海辺の村に移し、周りとうまくやれない12歳の少女・杏奈と、彼女の前に現れる謎の金髪の少女・マーニーのひと夏の出会いを描く。
昨年公開の高畑勲監督『かぐや姫の物語』に続いて、同作をプロデュースする西村義明氏は、ディズニーと同じWヒロインとなったことについて「偶然」を強調。米林監督が脚本と絵コンテ作りに20ヶ月を費やしていることからも、“偶然”であることに間違いはないだろう。
その上で、西村プロデューサーは、「かつてヒーローが女性を救う映画がたくさん作られた。その後、ヒーローも悩んでいることがテーマになり、女性はヒーローを支える存在になった。そして、今、男性は女性を救えないということに気づいてしまった。女性の悩みは女性にしか解決できない、それがまさに『アナと雪の女王』だったと思う。Wヒロインは時代の必然かもしれない」と分析した。
『〜マーニー』は、ジブリの原点回帰ともいえる「子どもが観て一緒に成長していけるような作品を作りたい」と西村プロデューサー。宮崎監督作品には理想化された女の子が登場しがちだったが、今作のヒロイン・杏奈は思春期の等身大の女の子。彼女に“LINE疲れ”を訴える現代の日本人を重ね、謎の少女・マーニーは『となりのトトロ』のトトロのような存在になるという。子ども向けとはいえ、心の中の思春期をくすぐるような作品になりそうだ。
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2014/04/16