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小澤征悦、“小6”以来の大役「すごく頑張っています」

 『相棒』、『警視庁捜査一課9係』、『遺留捜査』など、人気刑事ドラマシリーズを生み出してきたテレビ朝日の“水9”枠に、新たな刑事ドラマ『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』(毎週水曜 後9:00)が16日、スタートする。主演は俳優の小澤征悦。民放の連続ドラマ初主演を果たす彼が、『TEAM』の“指揮官”として語った。

テレビ朝日系ドラマ『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』に主演する小澤征悦

テレビ朝日系ドラマ『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』に主演する小澤征悦

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 「やるからには頑張って、皆さんと一緒に良いものを作りたい。その気持ちを大事にしていきたい」

 小澤が演じるのは、熱い正義感を胸に秘めながらもクールに捜査の指揮を執る怜悧な管理官・佐久晋吾(さく・しんご)。管理官とは、殺人や誘拐など重大事件が発生したときに設置され、捜査本部の指揮を執る人物。捜査本部には警視庁、所轄、隣接署から40〜100人規模の捜査員が集められるが、その急造の寄せ集め集団をひとつに束ね、確固たる捜査方針を打ち出す能力が求められる、捜査現場の司令塔だ。

 「人間を見つめ、戦局を見極め、二手三手先を読むプロフェッショナル。佐久の頭には常に将棋盤があるんじゃないかな(笑)。『あなた方は駒です』と言うセリフがあるんですが、言われた方はカチンとくるかもしれないけれど、それも佐久の作戦の一つ。将棋の駒にそれぞれ特徴があって、動き方に決まっているように、人にも特徴があると思う」

 ノンキャリアながら異例の若さで昇進した佐久は、飄々としていて捉えどころがなく淡々と職務を遂行するが、内には確固たる正義感と使命感を秘めた男。その一方で、中間管理職的な立場に悩み、胸にはさまざまな葛藤を抱えている役どころだ。

 「ダークヒーロー的な主人公。何を考えているのかよくわからない人物は、周りから疎まれたり嫌われたりしがちだが、嫌悪感も含めてどういう人間なのか興味がわく人物というのは、やはり魅力的なんだと思う。クールな管理官の裏にすごく熱いものを持っているギャップで、人間力を表現できたら」

 父親は指揮者の小澤征爾氏だが、小澤自身は現場を仕切る“指揮官”という役割に若干のトラウマがあるという。

 「僕のピークは小学6年生。各学級のクラス委員が集まる学級委員会の委員長になったんですが、それなりにみんなをまとめようと頑張った結果、散々で、その経験から人をまとめる仕事は向いていないと悟りました(笑)。中高大とバスケットをやってきましたが、キャプテン候補に上がっても固辞してきたんです。今、連ドラの主演という責任感が必要なポジションで、すごく頑張っています」

 『相棒』は名探偵による推理劇、『9係』は個性派あふれる刑事群像劇、同ドラマは“事件解決”という一つの目的に向かって、クールな管理官・佐久と、現場の捜査員たちや目に見えぬ警視庁幹部の思惑がぶつかり合う熱い闘いをドキュメンタリータッチで描く。しかも、登場人物は男ばかり。

 佐久にライバル心を抱く捜査一課13係係長で警視総監の甥である・島野誠に田辺誠一、佐久管理官付運転手兼刑事で、何故か刑事部長・谷中との間に不穏な繋がりのある屋敷大地に塚本高史、捜査一課13係のベテラン刑事で佐久の先輩でもある小菅光晴に渡辺いっけい、そして、表向きには佐久のよき理解者で事件解決に向けアドバイスもするが、実は警視総監の座を狙う野心家の刑事部長・谷中寿也に西田敏行らが共演する。

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  • テレビ朝日系ドラマ『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』に主演する小澤征悦
  • テレビ朝日系ドラマ『TEAM―警視庁特別犯罪捜査本部―』冷徹な管理官と刑事たちの事件解決に向けた熱い闘いをドキュメンタリータッチで描く

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