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木9“警察ドラマ”が激突 『MOZU』13.3%、『BORDER』9.7%

 悩ましい事態になった。同じ時間帯に見応えのある警察ドラマ2作品の放送が10日、始まった。西島秀俊が主演するTBS系『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』(毎週木曜 後9:00)と、小栗旬主演のテレビ朝日系『BORDER』(毎週木曜 後9:00)。初回の番組平均視聴率は、『MOZU』(2時間スペシャル)13.3%、『BORDER』(15分拡大)9.7%だった。視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。

TBS系『MOZU  Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』に主演する西島秀俊(左)、テレビ朝日系『BORDER』に主演する小栗旬(右) (C)ORICON NewS inc.

TBS系『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』に主演する西島秀俊(左)、テレビ朝日系『BORDER』に主演する小栗旬(右) (C)ORICON NewS inc.

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 『MOZU』は、2012年放送のドラマ『ダブルフェイス』に続く、TBSとWOWOWの共同制作ドラマの第2弾。逢坂剛氏のハードボイルド小説『百舌(もず)』シリーズを、『ダブルフェイス』や映画『海猿』シリーズの羽住英一郎監督の演出でドラマ化した。東京・日比谷の繁華街で起こった大規模な爆発事件から始まり、その事件で妻を亡くした公安のエース・倉木(西島)が事件の真相に迫っていく“連続型”のストーリー。公安警察と警視庁捜査一課の対立、事件の実行犯とみられる謎の男と黒幕らしき大手警備会社の社長など、それぞれの思惑が交差しながら謎がさらなる謎を生んでいく。

 一方の『BORDER』は、直木賞受賞小説『GO』や『SP 警視庁警備部警護課第四係』など大ヒット映像作品の原案・脚本を手がけた金城一紀氏による完全書下ろし作品。死者と対話する能力を持った警視庁捜査一課の刑事・石川安吾(小栗)が、望まずして命を落とした被害者から証言を聞き出し、その無念を晴らすため、事件解決に向けて奔走する“1話完結型”のドラマ。公式ツイッターでは「第二話“救出”は、第一話と全く異なった展開が待ってます」「ちなみに、三話も違うパターンですし、四話も五話も……という感じですべて違うジャンルになります!」とワンパターンにならないことを予告している。

 『MOZU』はTBS系での放送後、WOWOWで『MOZU Season2〜幻の翼〜』(6月22日スタート)の放送が控える。

 『BORDER』も、“BORDERプロジェクト”として、金城氏原案の設定で、それぞれ全く異なるストーリーのコミック版(画:小手川ゆあ/角川書店『ヤングエース』連載中)と、小説版(作:古川春秋/KADOKAWA)を展開。

 新たな挑戦をする2作品が、テレビドラマの可能性を切り開いていくことが期待される。

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