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【2014年本屋大賞】和田竜氏『村上海賊の娘』に決定

 全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2014年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)の発表会が8日、都内で行われ、和田竜氏の『村上海賊の娘』(新潮社)が大賞に選ばれた。

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 受賞スピーチで和田氏は「資料を読むのに1年、シナリオ書くのに1年、連載の2年を受験生か!っていうくらいやっていた」と執筆当時を振り返ると、「同じことやりすぎてデジャヴ現象にもあった・・・」と苦労を吐露。「本屋大賞の受賞は苦労が実ったというか、過大なご褒美をいただいたと思っています」と喜びを噛み締めた。

 第一次木津川合戦の史実に基づいた同作は、戦国時代に瀬戸内海を席巻した「海賊王」村上武吉の娘・景(きょう)が、信長に追い詰められ窮地に陥った本願寺を救うため、戦いに身を投じていく姿を描いた長編歴史小説。

 式典には昨年『海賊とよばれた男』(講談社)で同賞を受賞した百田尚樹氏が花束贈呈に登場。「本当にうらやましい。和田さんの控え室は豪華なんですよ」と笑わせると、「昨年賞をとって脚光を浴びましたが、これが和田さんのものになるのが悔しくて悔しくて」と終始早口でまくしたて、会場を笑いに包んでいた。

 今年で11回目を迎える同賞。過去の大賞作品やノミネート作には、三浦しをん氏の『舟を編む』(2012年大賞)や東川篤哉氏の『謎解きはディナーのあとで』(2011年大賞)など、映画化やドラマ化されて話題となっているが、和田氏は過去に作家デビュー作『のぼうの城』が映画化されており、小説第4作となる今作の映像化にも期待が高まる。

 同大賞は2012年12月1日〜2013年11月30日に刊行された“日本のオリジナル小説”を対象に実施され、一次投票では全国479書店605人、二次投票では330書店より386人の投票があった。

■2014年本屋大賞そのほかのノミネート作(五十音順)

『教場』長岡弘樹(小学館)
『去年の冬、きみと別れ』中村文則(幻冬舎)
『さようなら、オレンジ』岩城けい(筑摩書房)
『島はぼくらと』辻村深月(講談社)
『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦(朝日新聞出版)
『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)
『とっぴんぱらりの風太郎』万城目学(文藝春秋)
『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉(河出書房新社)
『ランチのアッコちゃん』柚木麻子(双葉社)



関連写真

  • 2014年本屋大賞に選出された和田竜氏『村上海賊の娘』(新潮社)
  • 『村上海賊の娘』(新潮社)で大賞を受賞した和田竜氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 大賞を受賞した和田竜氏(右)を昨年受賞者の百田尚樹氏が祝福 (C)ORICON NewS inc.

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