アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

大島優子、AKB卒業後初映画は角田光代『紙の月』

 AKB48・大島優子のAKB卒業後初となる映画出演作が24日、わかった。直木賞作家・角田光代氏のベストセラー小説を宮沢りえの主演で映画化する『紙の月』(2015年公開予定)で、映画オリジナルの重要な役どころを演じている。吉田大八監督は「宮沢りえと(共演の)小林聡美に挟まれて、一歩も退かず堂々と演じ切った大島さんは、だてに日本で一番大きなエネルギーの渦の中心にいる人じゃないなとあらためて感じた。この映画の切り札=ジョーカーとして期待してほしい」と大島の演技に太鼓判を押す。

主演の宮沢りえと映画オリジナルの登場人物を演じる大島優子

主演の宮沢りえと映画オリジナルの登場人物を演じる大島優子

写真ページを見る

 同作は、真っ当な人生を歩んでいたはずの平凡な主婦が起こした大金横領事件を描くサスペンス・エンターテインメント。大島は、宮沢演じる主人公が契約社員として勤める銀行の窓口係を演じている。

 吉田監督は大島起用の理由を「現実にしっかり根を下ろした存在感と、捕まえようとしても上手くつかめない浮遊感を併せ持つ人という印象。リアリティを前提としつつ、人間離れした悪魔的な雰囲気も求めていたので彼女がピッタリだと直感的に思った」と語る。一方、大島は撮影について「これほどまでに繊細な現場は初めてでした。登場人物の心情が複雑に描かれていくなかで、その歯車の一つとして、自分に与えられた役をどう演じるか考えることがとてもおもしろかったです」と語る。

 また、同作が7年ぶりの映画主演作となる宮沢は、大島について「監督からの注文に対して、それを飲み込んで吸収して表現する瞬発力がある方だと思います。今をときめくAKB48のメンバーの方ですけど、とても古風な瞬間と、キラキラしている瞬間があって、素敵です。いろいろ顔をもっているし、堂々とされているので、若いのに頼もしいなと感じています」と信頼を寄せている。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索