お笑い芸人・鉄拳のパラパラ漫画を原作にする映画『振り子』が21日、沖縄・宜野湾で開催中の沖縄国際映画祭にてお披露目され、取材に応じた鉄拳は同作に素顔で出演していることを明かした。鉄拳はこれまでテレビドラマには出演しているが、今回が映画俳優デビューとなる。

　この日、完成した作品を初めて観た鉄拳は「感動して泣きました。悔しいけど（パラパラ漫画より）映画のほうがいいです」と感涙の面持ちで感想を漏らした。ヒロイン役で出演した小西真奈美も「涙が止まらなくなって冷静に観られませんでした。自分の作品でこういうことはなかなかないです」。ヒロインの父親役で出演した板尾創路も、観客と一緒に観覧したあと「もともとのパラパラ漫画がすばらしいから、最初は映画化する必要はないと思っていたけど、観客のみなさんに感動していただけてほっとした」と鉄拳とともによろこんだ。

　また、この日行われた沖縄映画祭オープニングセレモニーのレッドカーペットを歩いた鉄拳は「観客がわ〜っと盛り上がってくれて、（自分）が売れたんだなって思いました」。前回の参加時とは異なる観客のリアクションに満面の笑みを見せた。

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