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シェアハウス、約8割が「住みたくない」〜潜入取材でその実情に迫る!!

 人気バラエティ『テラスハウス』(フジテレビ系)などの影響により、若年層を中心に人気が高まりつつある“シェアハウス”。ORICON STYLEでは特別企画として10代〜30代までの男女に『あなたはシェアハウスに住みたい? 住みたくない!?』の調査を実施。さらに都内で人気のシェアハウスにも潜入取材を敢行。その実情を探ってみた。

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■住人同士でトラブルを危惧する声が多数

 シェアハウスといえば、安い賃貸料金で部屋を借りることができ、人種、性別、年齢、職業など、さまざまな価値観を持つ人がひとつ屋根の下で暮らすことで、さまざまな異文化交流が可能。若年層を中心に新たな生活スタイルとして日本でも定着しつつある。利便性でも注目のシェアハウスだが、共同生活である以上、ルールを守って生活しないと住人同士でトラブルに発展してしまうことも。さらに、近年では法律・条例が共同住宅に対して定める基準を守っていない物件「脱法ハウス」問題も取りざたされている。

 今回、ORICON STYLEが調査を行ったところ、【シェアハウスに住んでみたい】と答えたのが、全体で21%。逆に【シェアハウスには住みたくない】と答えたのが79%となっており、やはりまだまだ自分から好んでシェアハウスに住んでみたいと思う人は少数のようだ。

 “住んでみたい派”の主な要因としては「家賃にかかる負担が軽減されるから」(奈良県/10代/男性)という意見はもちろん、「色々な人と関わりを持てるから」(東京都/10代/女性)、「楽しそう。ホームシックにならないし、人間関係が学べそうだから」(広島県/10代/男性)など、新たな出会いや価値観に対する期待感が高い。やはり『テラスハウス』の影響も大きく「楽しそう! 恋をしてみたい!!」(愛媛県/10代/女性)などの声も挙がった。
 
 次に“住みたくない派”の意見を見ると、「他人と住むのは苦痛でしかない」(茨城県/10代/女性)、「他人と暮らすなんて怖すぎる!」(群馬県/20代/女性)など、個々のプライベート空間の少なさや他人との生活に対する息苦しさなどが挙がる。やはり見ず知らずの人と暮らすということは、例えばお風呂、キッチンの使い方ひとつでもストレスがたまるはず。そこから思わぬケンカやトラブルが生じるくらいなら、気兼ねのない一人暮らしをチョイスするということのようだ。

■人気シェアハウスに潜入取材
 
 では、実際にシェアハウスに住む住民たちは、どのように個々のプライバシーを保持しながら共同生活をおくっているのだろうか? その実情を探るべく、今回我々は都内にあるコンセプト型シェアハウス『Long Boat Kanda』に潜入取材を試みた。

 築数十年の雑居ビルを改装した同シェアハウス。1F〜5Fまでを使い、18戸のプライベートルームと、ラウンジ(共用TV2台、共用キッチン2台)、浴室4つ(シャワールーム2つ、浴槽付き2つ)、トイレ(洋室4室)、洗濯機5台、乾燥機3台など、かなり充実した設備を誇る。館内に足を踏み入れると、『テラスハウス』顔負けのオシャレな空間が待ち受けており、女性からの人気も高そうだ。

 同シェアに住む入居者は、様々な国から訪れた外国人が大半を占める。“家中留学”をコンセプトに掲げ、日本語、英語はもちろん、さまざまな言語を生活の中で学べる。取材同日に入居してきた米・インディアナ州出身のルーカスさん(男性)も「言語に特化しているという点で交換留学先の早稲田大学からの紹介でこの家に決めました」と入居理由を語る。

 文化や習慣の異なる者同士が共同生活を送るためには、やはり明確な“ハウスルール”が必要。入居開始と同時に同ハウスに住み、ハウスマネージャーも務めるユータさんは「僕も住んでから分かったんですけど、僕ら日本人にとってはシェアするほどのものではないルールでも共有しなければいけないんです。例えば、食事をしたらすぐに食器を片付けようとか、暗黙のルールも可視化しないといけない」と明かす。

 台所やお風呂、トイレなどの共同スペースは交代制で掃除を分担。冷蔵庫なども棚ごとにキッチリと所有者を分けており、極力“曖昧さ”を無くそうという気概がうかがえる。「ただ難しい面もあって、キツくし過ぎてもダメだし、かといってユル過ぎても統制がとれないんです。ですから、コミュニケーションを毎日必ずとって、それぞれの意見を聞くよう心がけています」(ユータさん)。

■明確な目的意識を持つことで有意義なシェアハウス生活が

 入居歴1ヵ月のシンガポール出身・グロリアさん(女性)は細かなハウスルールについて「共同で生活するためにはとても大事なことだから、しっかりとルールを決めるのは素晴らしいと思う」と語る。ネット環境も、ウチでのWi-Fiを利用していることから、リビングはもちろん各部屋でもストレスなく接続が可能であり、「シェアハウスに住む人たちの生活スタイルは異なるから、住民だけのSNSを使って情報を共有しているのよ」(グロリアさん)とその利便性を明かす。また入居歴半年のインド出身・プラサドさんも「仮に何か問題が生じたときも必ず皆で話し合って解決するからね。誰かが問題に思うことを議題におこしてシェアする。そこから改善点を全員で模索していく。それが大事なことなんだ」と力説する。

 上記のように、近年は趣味や目的を同一にする人々と暮らす「コンセプト型」も多く、単に賃貸料が安いということで選ぶだけではなくなってきたシェアハウス。今回訪れたシェアハウスの住人たちは、非常に仲が良く、かつ個々のプライバシーもしっかりと尊重するという理想的なコミュニティ空間を構築していた。やはり大事なことは、「なぜシェアハウスに住むのか?」という各々の目的意識であり、それに合致した物件さえあれば、非常に有益な生活が送れるようだ。決してマイナス面だけではない、シェアハウスの新たな可能性が見えてくる。





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