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T-BOLAN、活動休止を電撃発表 ファン2400人からは悲鳴

 1999年12月の解散から13年の時を経て2012年に再結成したロックバンド・T-BOLANが8日、大阪・オリックス劇場で開催した単独ライブ『T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014』で活動休止を電撃発表した。アンコール後に、ボーカル・森友嵐士(48)の口から突然、活動休止が告げられると、会場は駆けつけたファン2400人の悲鳴ともいえる声に包まれた。

T-BOLANの活動休止を電撃発表したボーカル森友嵐士

T-BOLANの活動休止を電撃発表したボーカル森友嵐士

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 「きょうは報告があります」と森友が口を開くと、会場内はざわついた。そして、「T-BOLANとして、ステージに立つのはきょうと渋公(東京・渋谷公会堂)で、ひとつマル(ピリオド)をつけます」と活動休止を宣言。「またここからは、さらなる俺たちの挑戦としてそれぞれが新しい道を進んでいきます。この4人でいろんなことを話し合って『挑戦』という道を選びました。だからと言って解散ではありません。T-BOLANは永遠です。これからの挑戦を応援してくれ!」と声を張り上げると、ファンも涙ぐみながら声援を送った。

 1991年にデビューしたT-BOLANは、95年3月にボーカルの森友が心因性発声障害により活動を休止し、その4年後に解散を発表。2009年に森友が音楽活動を再開すると、2012年には再び結成を果たし、同年10月に復活を遂げた。

 空白の13年間を乗り越え再結成したT-BOLAN。その背景には活動休止前の同所(当時は大阪厚生年金会館)ラストライブでのとある思いがあった。

 当時、森友はその後の解散の要因となる心因性発声障害のため、満身創痍のまま全国ツアーを敢行。同所での千秋楽ではドクターストップがかかり、開演と同時にマネージャーがライブ中止を告知。それでもメンバーたちは一部のスタッフと結託し、強行突破でライブを開始したが、満足のいくパフォーマンスはできず、T-BOLANは不完全燃焼のまま解散を発表していた。

 ラストライブのしこりを残したままの気持ちでメンバーたちは再結成を決意。そしてこの日、19年ぶりに因縁のステージに戻ってきた。幕が開けると、森友は「ただいま〜!」と叫び、ファンも「おかえり〜」と大歓迎。「19年ぶりだよ。こんな日が来るとは思ってなかった。自分たちの心のなかの一つひとつ思いを引っ張ってきたら、きょうにたどり着いた」とステージを踏みしめながら感慨深げに語った。

 ライブでは、デビュー曲「悲しみが痛いよ」をはじめ、ヒット曲「離したくはない」「Bye For Now」など、約3時間で全27曲を熱唱。会場のファンも熱狂し、リベンジライブを成功させ、完全燃焼したメンバーたちはバンド活動に区切りをつけることを決意した。

 この日、活動休止に加え、4月26日に渋谷公会堂で追加ライブを開催することを発表。今後のメンバーの活動については、森友はソロ活動に専念。五味孝氏(48)はギターソロユニット「electro53」、ドラムの青木和義(47)とベースの上野博文(48)は新ユニットを結成し、メンバーそれぞれが自分の道を歩むことになる。

関連写真

  • T-BOLANの活動休止を電撃発表したボーカル森友嵐士
  • 写真左から上野博文(B)、青木和義(Dr)、森友嵐士(Vo)、五味孝氏(G)
  • 約3時間のステージで全27曲を熱唱したT-BOLAN
  • 約3時間のステージで全27曲を熱唱したT-BOLANの森友嵐士
  • 約3時間のステージで全27曲を熱唱したT-BOLAN

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