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仲間由紀恵、森光子の半生をドラマ化「身の引き締まる思い」

 女優の仲間由紀恵が、フジテレビ系スペシャルドラマ『森光子を生きた女〜日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった〜(仮)』(今春放送予定)に主演する。2012年11月10日、満92歳でこの世を去った国民栄誉賞受賞の大女優・森光子さんの半生をドラマ化。仲間は「女性の幸せ」と「女優の幸せ」との間でもがく若き日の“森光子”を演じる。

仲間由紀恵(左)主演で森光子さんの半生をドラマ化。右は2009年5月、『放浪記』最後の公演の森さん

仲間由紀恵(左)主演で森光子さんの半生をドラマ化。右は2009年5月、『放浪記』最後の公演の森さん

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 生涯“森光子”を演じ抜いた本名・村上美津さん。舞台『放浪記』を2017回演じ、テレビドラマでの役どころから「日本のお母さん」として親しまれた。しかし、その裏には、夫婦愛、家族愛に満たされた暮らしと、女優としての成功と、両方を手に入れたいと願い、人生と格闘する一人の人間の、誰も知らない果てしない孤独と愛があった。

 同ドラマは、大阪の喜劇役者時代(26歳)から、『放浪記』で芸術祭賞を受賞(42歳)するまで…森光子の知られざる一面に焦点を当てた女の情愛劇。女優として華開くまでの数年間と、それとリンクして、結婚、離婚を経験する女としての人生を描き出す。妻のある男性にひかれ、苦しみながらも略奪結婚へ。同時に、演劇界の帝王に必死で食らいつき、主演女優への階段を昇っていく。その貪欲で純粋な女の姿を、仲間が熱演する。

 3月中旬のクランクインを控え、仲間は「この度、日本人すべての母とも慕われ親しまれた森光子さんの役を演じることになり、大変光栄であると同時に身の引き締まる思いです。女優としても女性としても偉大な大先輩の生きてこられた時代の背景や出演された作品などを、しっかり勉強して撮影に臨みたいと思います」とコメントを寄せた。

 妻がありながら森光子の才能にほれる演出家・岡本愛彦を演じるのは、藤木直人。岡本もまた、『私は貝になりたい』で芸術祭賞を受賞する才能の持ち主。才能と才能が重なり合ったとき、そこには激しい愛と、切ないすれ違いが生じる。

 森光子の女優としての才能を見いだし、『放浪記』を生んだ菊田一夫を演じるのは、石坂浩二。演劇界の四天王の一人としてあがめられた菊田は、38歳で喜劇の脇役を演じていた森光子に白羽の矢を立てる。

 公私ともに親しかった黒柳徹子が、尊敬の意と追悼の思いを込めて、ナレーションを担当。黒柳は「(台本を読むと)私がお会いする前の森さんについて、知らないことがいっぱいあって驚きました。大好きな森さんとのたくさんの思い出を胸に、心を込めてナレーターを務めたいと思います」と話している。

関連写真

  • 仲間由紀恵(左)主演で森光子さんの半生をドラマ化。右は2009年5月、『放浪記』最後の公演の森さん
  • 1961年10月、『放浪記』初演の第二幕第一場「カフェー・寿楽」の踊り
  • 2009年5月、『放浪記』最後の公演の森光子さん。第二幕第一場「カフェー・寿楽」の踊り
  • フジテレビ系スペシャルドラマ『森光子を生きた女〜日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった〜(仮)』(今春放送予定)に主演する仲間由紀恵
  • フジテレビ系スペシャルドラマ『森光子を生きた女〜日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった〜(仮)』(今春放送予定)に出演する藤木直人
  • フジテレビ系スペシャルドラマ『森光子を生きた女〜日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった〜(仮)』(今春放送予定)に出演する石坂浩二

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