女優の中島知子が映画『東京〜ここは、硝子の街〜』（今秋公開）に出演することが21日、わかった。昨年11月に公開された主演映画『ハダカの美奈子』で美奈子役を演じた中島は、今作で20年間の愛を貫く“狂気”の大学教授に変貌する。

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　20年前に起きた殺人事件を軸に、東京という街の光と闇の中でうごめく男たちの本性を描く同作。『ハダカの美奈子』では、父親からのDV、10代での妊娠・出産、離婚、ビッグダディこと林下清志氏との出会いと別れなどを体当たりで演じた中島だが、今作では人間の心の脆さや狂気さをさらけ出す大学教授を熱演する。

　メガホンを取った寺西一浩監督は「東京をはじめ、日本の男性達に今や多く存在し、この先も確実に増え続けるゲイ、バイセクシャル、ニューハーフの感情とは何か？　彼らは、どうしてその感情、思考を体得したのか？　そして、その感情は、東京、そして、世界をどのような変化へと導くのか。そこに見えてくる『愛』を表現し、日本の将来像を描く」とアピールしている。