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桑田佳祐『ひとり紅白』、全55曲を“完全”映像化

 サザンオールスターズ桑田佳祐が、昨年12月にパシフィコ横浜国立大ホールで4日間にわたって開催した『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』が映像化され、Act Against AIDS(AAA)チャリティー作品として3月12日に発売されることが19日、わかった。桑田は同所で行われたAAAコンサートに12回出演しているが、映像化されるのは1996年、2008年の公演に続き3回目となる。

桑田佳祐が新旧の名曲・全55曲を熱唱した『第2回ひとり紅白歌合戦』がファン待望の映像化

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 AAAコンサートはエイズ知識の啓発のために行っているチャリティーイベントという性質上、商品化は異例。今回のステージでも桑田扮する総合司会の「甘皮静夫」が自身のチーフマネージャーに向け「中西! なんでもDVDで売っちゃうんじゃないよ、ライブやるたびに!」と冗談まじりにたしなめていたように、桑田、スタッフともに映像化は考えていなかった。

 しかし、2008年以来5年ぶりに開催された『第2回ひとり紅白』は、前回から公演数を1日増やして4公演(2万人)にしたものの、チケットは“秒殺”で完売。報道などで公演の一部が放送されると、当日会場に行くことができなかったファンから、映像化を求める声が殺到したという。

 『ひとり紅白』は藤山一郎や高峰秀子から始まり、中島みゆき、尾崎豊松任谷由実槇原敬之、坂本九、ちあきなおみ、ザ・ドリフターズ、小泉今日子北島三郎美空ひばりレディー・ガガなどなど、1930年代から現在にいたるまで、自身のルーツという昭和の名曲を中心に55曲が披露された。スタッフは「すべての曲の収録許諾を取ることは不可能と思われた」というが、桑田の熱意やAAAの趣旨に賛同を得て、すべての楽曲が完全収録されることになった。

 本作はBlu-rayとDVD(ともに210分収録)で発売。YouTubeの桑田佳祐公式チャンネルでは予告編映像の公開をスタートした。収益金の一部は、AAA事務局を通じてさまざまなエイズ啓発活動に使用される。

■桑田佳祐 - 昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦
http://www.youtube.com/watch?v=WGBahj6LEz8

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  • 『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』ジャケット

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