女優の樹木希林（71）が17日、ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』（毎週月曜〜金曜　後11：30）に出演。現在、マネージャーも事務所もなく、仕事の全てを自身で務める樹木は、ギャラ交渉についても自ら行っていることを明かした。

　仕事依頼について樹木は「自宅に留守電が一つあって、電話にFAXがついているだけ、基本料金2000円ちょっとじゃない」と笑いながら説明。ギャラ交渉は「依頼が来た時点で、いくらくれんですか？ってその場で聞くの」と告白し、「こんなラジオみたいな安いのは、ただ（無料）でやってるのよ。税務署に書かなきゃきけない（面倒くさい）でしょ」と暴露。すると高田が「だからしょっちゅう（出演を）頼んでるんだね」と笑わせた。

　マネージャーも事務所も持たない理由には「周りに人がいると、『退屈してないかしら？』とか気を使っちゃう。だから全部自分でやっちゃうのよ」と話し、「今が一番楽しい」と言う樹木は、この日の収録もスタジオまで「自分で車を運転してきたのよ」と自慢げに語っていた。

　今年1月に行われた『第37回日本アカデミー賞』優秀賞記者発表会後に収録された同番組。イベントで、がん治療終了を報告していた樹木だが、その当時のがんについては「副腎がん」であったことを告白。高田から「普通の暮らししてるの？」との質問には、「生活に支障はないですよ」といい、病状については「女性ホルモンをつかさどるところだから、肌がパッサパッサになるのよ〜」と明るく語っていた。