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日活が数年前から取り組んでいる海外展開が、アジアを起点とし、成果を上げ始めている。2月1日には、インドネシアとの共同製作映画『KILLERS/キラーズ』が公開された。同社では、08年に米Media Blastersから製作受託した『片腕マシンガール』が北米でDVD売上10万枚超のヒットとなったのを機に、11年に映像事業部門企画グループパッケージ企画チームの千葉善紀チーフプロデューサーが中心となり、SUSHI TYPHOON レーベルを発足。1作品、約5000万円の予算で、実写映画5本を製作した。 「何でもいいから北米でウケる映画を作ってほしいと米配給会社から言われ、井口昇監督らと好き放題に血がドバドバ出る映画を作ったら、思いのほか売れて(笑)。こういうものも売れるんだと手応えを得て、日活のレーベルとして始めました。しかし08年をピークに北米のDVD市場はオンラインに移行し始め、思うような結果は出せませんでした。ひとつの作品を、時間をかけて多メディアに展開するのが北米の製作およびセールスのスタイル。ハリウッドのヒット作でも、続編が完成するのに10年かかる作品はザラです。しかし、その間にマーケットは激変してしまう。もともと北米市場の日本映画のシェアは微々たるものでしたので、北米でDVDの売上実績を上げていくことに限界を感じ始めていました」(日活 千葉善紀氏/以下同)

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