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AKB48、大島優子の“決意”秘めたMV公開「最後なんだ…」

 AKB48の通算35枚目のシングルで、大島優子最後のセンター曲「前しか向かねえ」(26日発売)のミュージックビデオ(MV)が解禁された。昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』で卒業を電撃発表する前に行われたMV撮影を振り返った大島は「メンバーは当然そのこと(卒業発表)を知らなかったのですが、“最後のミュージックビデオなんだ”という思いで私は撮影に臨みました」と決意を胸に秘めていたことを明かした。

AKB48が大島優子卒業シングル「前しか向かねえ」のMVを解禁

AKB48が大島優子卒業シングル「前しか向かねえ」のMVを解禁

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 大島の意向を汲んで、秋元康総合プロデューサーが書き下ろした卒業ソングは「別れ」と「パンクロック」がテーマ。MVの楽曲パートはエキストラの観客を入れ、ライブさながらの撮影を敢行した。先月24日の『AKB48リクエストアワー セットリストベスト200』で初披露時に、大島がマイクスタンドを振り回してマイクが客席へ吹っ飛ぶハプニングが起こったように、MVでもロックシンガーばりの激しいスタンドパフォーマンスやヘッドバンギング、シャウトでエキストラを盛り上げた。

 本作について大島は「暗闇とか、迷いとか、戦いとか苦労する場面の中でも光がさすところがあって、人それぞれ違うとは思いますけど、私にとっての光がさす場所は“ステージ”。そこに立ったらお客さんがいて、周りに仲間がいて、それが私にとっての“明るい希望”という、そんな意味が込められた作品だと思います」と自身の解釈を説明。「それぞれの明るい光がさす場所に向かって“突き進もう!”ということが曲、歌詞に表されているなと思います」と話した。

 メガホンを取った熊澤尚人監督(映画『おと・な・り』『君に届け』ほか)は「どんなに苦しくても前に進む、意志の強さと、せつなさがないまぜになった作品。緊張感とミステリアスさに包まれながら、困難を乗り越えた後の、スカッ! とした爽快感と元気のよさをふんだんに楽しめる作品を目指しました」と力を込めた。ドラマパートでは決意を胸に秘めた大島と、それを知らないメンバーという観点で見ると違う発見があるのかもしれない。

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  • AKB48の35thシングル「前しか向かねえ」のMVより(写真中央はNMB48の山本彩)

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