直木賞作家・角田光代の小説『紙の月』が、女優の宮沢りえの主演で映画化されることが24日、わかった。メガホンをとるのは、『第36回日本アカデミー賞』最優秀監督賞、最優秀作品賞をはじめ、各賞を受賞した『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督。7年ぶりとなる映画主演に宮沢は「とても鮮度の高い静かな興奮が心と体を満たしております。まだ出会ったことのない自分を発見できる映画になるようがんばりたいと思います」と意気込む。
同作は、真っ当な人生を歩んでいたはずの平凡な主婦が起こした大金横領事件を描くサスペンス・エンターテインメント。共感、罪悪感、嫌悪感、開放感、全てを織り交ぜた、決して他人事ではない“人生の落とし穴”を観るものに疑似体験させる。
吉田監督は「おそらくこの話はメロドラマなのだと思いますが、実はメロドラマが何なのかよくわかっていません。感情が世界の論理に牙を剥く瞬間をどう描くのか?ただひたすら、カトリック聖歌とシド・ヴィシャスのマイウェイを交互に聴きながら考えています」とコメント。原作者の角田は「(映画化によって)私の抱えていた小さなテーマが、作り手によっておもしろいように膨らんだり、細密化したりして、いつも書いているときには気づかなかった多くのことを気づかされます。おおざっぱにいってしまえば主婦による横領事件を描いた『紙の月』が、映画になって、たんなる一事件を超えた、どんな世界になるのか、今からとても楽しみにしています」と期待を寄せている。
同作は、2014年1月27日よりクランクイン、3月中旬クランクアップ。公開は2015年予定。
同作は、真っ当な人生を歩んでいたはずの平凡な主婦が起こした大金横領事件を描くサスペンス・エンターテインメント。共感、罪悪感、嫌悪感、開放感、全てを織り交ぜた、決して他人事ではない“人生の落とし穴”を観るものに疑似体験させる。
吉田監督は「おそらくこの話はメロドラマなのだと思いますが、実はメロドラマが何なのかよくわかっていません。感情が世界の論理に牙を剥く瞬間をどう描くのか?ただひたすら、カトリック聖歌とシド・ヴィシャスのマイウェイを交互に聴きながら考えています」とコメント。原作者の角田は「(映画化によって)私の抱えていた小さなテーマが、作り手によっておもしろいように膨らんだり、細密化したりして、いつも書いているときには気づかなかった多くのことを気づかされます。おおざっぱにいってしまえば主婦による横領事件を描いた『紙の月』が、映画になって、たんなる一事件を超えた、どんな世界になるのか、今からとても楽しみにしています」と期待を寄せている。
同作は、2014年1月27日よりクランクイン、3月中旬クランクアップ。公開は2015年予定。
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2014/01/25