米ロサンゼルス時間で16日未明(日本時間同日夜)、『第86回米国アカデミー賞』のノミネーションが行われ、昨年7月20日より全国公開されたオムニバス映画『SHORT PEACE』より、森田修平監督の『九十九(つくも)』(英題:POSSESSIONS)が短編アニメーション部門に選出された。2008年(第81回)に受賞した加藤久仁生監督の『つみきのいえ』以来、同部門に日本人監督作品がノミネートされるのは5年ぶり、3人目となる。 同作は14分の短編アニメーション。昨年、紫綬褒章を受賞した大友監督作品(『火要鎮(ひのようじん)』)を含む4編の短編映画で構成された中の1本。18世紀の日本を舞台に、「ものに魂が宿る」というテーマのもと、モノノケと人間の男の交流を描いた作品で、日本画的な表現と3DCGを融合させた、これまでにない斬新な映像美を表現している。
2014/01/17